第41回創作テレビドラマ大賞「デッドフレイ~青い殺意~」の試写会が13日、東京都内で行われ、出演者の井之脇海、ミムラほかが出席した。
本作は、青年と謎に満ちた人妻のミステリー。小さな写真事務所で働く直樹(井之脇)は、対人関係が苦手で、酒浸りの父に嫌悪感を抱いている。そんな直樹は、ひょんなことから人妻・紗耶(ミムラ)と出会い、やがて心引かれていくが…。
ドラマ初主演となる井之脇は「現場では、直樹として生きるのに精いっぱいで、仕上がりを見るのが怖かった」と振り返りつつ、完成作を実際に見ると「自分じゃない人物がそこにいた。映像として人に伝わるときのドラマの力を再認識できた。助演と主演とあまり変わらないと思っているけど、真ん中でやらせてもらうことのありがたさを改めて感じました」と語った。
相手役のミムラについては「本当にクレバーな方。紗耶を演じるだけでなく、物語の中での紗耶の役割を読み解いているのが素晴らしくて…。僕にはそこがまだ足りない。近くでいろんなことを学ばせてもらい、ものすごい勉強になりました」と尊敬の思いを口にした。
これにはミムラも「ありがとうございます。うれしい」と照れ笑い。井之脇について「目の印象が強いイメージがあった」といい、「脚本を読んだときも、きちんと煮詰まった芝居のできる男の子じゃないと、最後が安直に見えてしまってはもったいないと思っていたけれど、彼なら説得力が出るだろうと思いました」と明かした。
さらに「声を張った時の井之脇くんの声が大好き。少年と青年の真ん中にいて、どちらの切なさも持っている。これからどんどん変わっていくと思うけれど、今の井之脇くんにしかできない直樹が(ドラマの中に)いてすごくステキでした」と絶賛した。
ドラマは23日、NHK総合で午後10時から放送。
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