『マラヴィータ』に出演したディアナ・アグロン

ロバート・デ・ニーロが主演を務める映画『マラヴィータ』に、『Glee』シリーズで人気を博した若手女優ディアナ・アグロンが出演している。デ・ニーロ演じる元マフィアの娘役だが、『Glee』の彼女からは想像もできない“キレっぷり”を見せており、このほど彼女の“マジキレ”シーンをおさめた特別映像が公開された。

特別映像

本作は、マーティン・スコセッシが製作総指揮を執り、リュック・ベッソン監督が手がけたヒューマン・コメディ。元マフィアのブレイク(デ・ニーロ)が、素性を隠し一家でフランスの片田舎に引っ越してきたことで巻き起こす騒動が描かれる。

このほど公開された特別動画は、ごく普通の女子高生に見えるベル(アグロン)が、自分に失礼な態度を取り続ける異性にブチ切れる姿を捉えたもの。テニスラケットで相手をめった打ちにする彼女の姿に、『Glee』で演じた優等生クインの面影はなく、女優としての新たな一面を開花させている。

アグロンは「誰もが一度は感じる感情、“特に場違いな、負け犬のような感覚”をこの作品では大げさに取り上げている。そうした意味で今回の脚本はとてもおもしろいと思ったわ。演じて楽しいことはわかっていたし、脚本を読んで、リュックがどう料理するのかを想像しながら、演じている様子が頭に浮かんだわ。だから読み終えてワクワクしたの」と話し、自身の演じた役について、「ベルは家業と関わりたくないし、恋にも落ちたい。でも、そんな夢見る少女なのにコインで表裏を決めるところもある。私は彼女のそういう二面性が好きなの。人をぶちのめすフリをしたくない人なんている? しかも仕事でできるなんて最高! 楽しかったわ」と語っている。

『マラヴィータ』
11月15日(金)TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー


(C)EUROPACORP- TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS Photo : Jessica Forde