たったの2週間でサイトを売却!

サイト売却には大きな可能性があるとわかっても、「サイトを売る」ことはなかなかイメージしづらいはず。そこで、実際に「サイトM&A」でサイトを売却した、スパーク・ラボ代表の原永淳さんにお話を聞いてみました。

原永さんが売却したサイトは、個人でも簡単にハンドメイド作品の通販ができる「cooboo」。そもそも、売却しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

「『cooboo』はハンドメイド作品を親しむ人たちを繋ぐサイトとして、2010年に立ち上げました。多くのユーザーに親しんでもらっているサイトですが、さらにサイトを成長させるためには、より大きな資本と専属のスタッフがいる環境で運営するべきだと考えました。その手段として思い至ったのがサイト売却でした」

売却を考えてから、どのくらいの期間で譲渡が決まったのでしょうか?

「もともと、個人的にいくつかの企業に売却を相談していましたが、条件面で折り合いがつかず、なかなか売却先が見つからない状況が続いていました。そんなときに『サイトM&A』を知って、今年1月にメールで問い合わせて、実際に売却の準備をしたのが6月。そして売却が決まったのが今年8月。購入を希望する企業が見つかってから、売却が成立するまでは2週間ほどでした」

たったの2週間でサイトの売却を決めたんですか!? 短期間で売却先を選択した、決め手を教えてください。
 


「『cooboo』を譲渡したpaperboy&co.は、さまざまな個人向けインターネットサービスを提供する企業です。既に、ハンドメイド作品のオンラインマーケット『minne』を運営していて、『cooboo』を運営するノウハウがあることはもちろん、サイトを成長させてくれると判断できました」

原永さんが探していた売却先とめぐり合うことができたんですね。ちなみに、サイトを売却するにあたって、大変だったことはありますか?

「個人でサイトを売却していたら大変だったかもしれません。ただ、今回は『サイトM&A』を利用したので、交渉や売却への情報提供、契約など、スムーズに進めることができました。今後もおもしろいサイトを立ち上げていきたいと考えているので、次にサイトを売却するときにも、プロフェッショナルの方に助けをお願いしようと思います」

ところで、やっぱり気になるのがサイトについたお値段。原永さんにとって、売却額は満足できるものでしたか?

「利益だけで見ると、なかなか金額がつけにくいサイトだったと思います。けれど、ユーザー数などを評価してもらえて、希望を上回る金額をつけていただけました。売却金額には満足しています」


今、サイトを手放そうと考えている人は「売却」も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか? また、一攫千金を夢見て、サイトを立ち上げてみるのもいいかもしれませんね。


●原永淳(はらなが・じゅん)
1977年、兵庫県生まれ。青山学院大学理工学研究科機械工学専攻博士前期課程修了。新卒第一期生としてヤフー株式会社に入社。Yahoo! トップページ、ヤフーきっず、特集ページのシステム及びCMSの開発・運用、マイヤフーのローカライズなどを担当。

独立後はスパークラボ株式会社を設立し、ハンドメイド製品のマーケットプレイスcooboo他、CtoCを軸に多数のウェブサービスの開発、運営を手がけている。2012年1月、株式会社ピースオブケイクの取締役CTOに就任し、ケイクスを運営中。

GMOインターネット「サイトM&AbyGMO」 [ http://j.mp/19d8GZd ]
「cooboo」 [ http://j.mp/19U489t ]