“不倫をする人”に転落した結果…待ち受ける末路は悲惨

ところで、“不倫をしない人”から“不倫をする人”に転落した結果として待ち受ける末路は、けっこう悲惨です。

まず、周囲に「私は不倫を全否定している」を公言していた人が不倫に走ると、当然ながら周囲からの信頼を失います。

本人に対してダイレクトにその違和感を伝えてくれるのは大親友くらいなので、多くの場合は静かに波が引くようにまわりの人の信頼を失っていきます。

さらには、当然ながら“不倫の恋”は報われない不毛な間柄であることがほとんどですので、どんなに既婚者に対して本気になっても、周囲から祝福されるようなハッピーエンドは期待できません。

ドロ沼を迎えて身も心も、そして慰謝料の支払いのせいで懐までもボロボロになって終わりを迎える不倫も数多くあります。

そしてここからが本格的に悲惨な話なのですが、不倫を1度でも経験すると、なぜか不倫そのものへのハードルが下がり続ける人が多く、再び不倫をする女性も後を絶ちません。

「以前も不倫をしていたし、もう私は汚れているようなもの。だからまた不倫をしても仕方ない」といった開き直りにも似た感覚が芽生えやすいようです。そしてまたドロドロの結末を迎えて身も心も懐もボロボロに……といった悲惨なルーティンに。

もちろん早い段階でスパッと足を洗えればベターです。しかし不思議と“既婚者との恋”に慣れてしまった女性ほど、なぜかしばらくは既婚者と付き合い続ける傾向もあるんですよね。

不倫は人の道に外れた行為ながら、誰もがいとも簡単に転落する身近なリスクでもあります。

「私は絶対に不倫なんてしない」「不倫をする人を軽蔑する」とまで言い切っていた人が、しばらくぶりに会ったらどっぷり不倫に沼っていた……となると、なんとも言えない複雑な気持ちになりますよね。

沼っている人は第三者が止めてもやめないので、こうなると静かに見守るしかできないのが歯痒いものです。

前市議。28歳から2期8年市議を務め政治家を引退。「美人すぎる市議」として数々のメディアに出演してきた経歴を持つ。議員をしている頃からライターとして美容・食・人間関係・不動産・恋愛・結婚に関するコラムを多数の媒体で執筆。時短美容家・ヨガインスタラクター・フードアナリストとしても活動中。