役所広司 (c)Kazuko Wakayama

 第76回カンヌ国際映画祭授賞式が現地時間27日に仏カンヌで行われ、コンペティション部門出品作『パーフェクト・デイズ(原題)』に主演した役所広司が男優賞に輝いた。日本人の同賞受賞は、是枝裕和監督作『誰も知らない』(04)の柳楽優弥以来、19年ぶり2人目となった。

 同作は、『パリ、テキサス』(84)でカンヌ最高賞パルムドールを受賞したドイツのビム・ベンダース監督が、役所演じる渋谷の公共トイレの清掃員・平山の、小さな喜びと美しさに満ちた日々を丹念に追ったもの。

 ステージに上がった役所は「僕は賞が大好きですが、こうやって華々しいカンヌ映画祭でスピーチするのはあまり好きじゃない」と照れながらも、審査員や観客、ベンダース監督らに感謝の言葉を述べた。

 また、是枝監督作『怪物』で、坂元裕二氏が脚本賞を受賞した。日本人が同映画祭で同賞を受賞したのは、『ドライブ・マイ・カー』(21)の濱口竜介監督に続いて、2年ぶり。