3月15日、ベルギー遠征に臨む日本代表メンバー26名が発表された。ハリルホジッチ監督は「マリはセネガル、ウクライナはポーランドに似ている。マリとウクライナにはマネやレバンドフスキはいないが、『W杯』のような強い気持ちで臨む。そして勝ちたい」とキッパリ。『W杯』を想定した2連戦に必勝を期す構えだ。

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気になる日本代表26名のメンバーは以下の通り。
【GK】川島永嗣(メス)、東口順昭(G大阪)、中村航輔(柏)
【DF】長友佑都(ガラタサライ)、槙野智章(浦和)、森重真人(FC東京)、宇賀神友弥(浦和)、酒井宏樹(マルセイユ)、車屋紳太郎(川崎F)、昌子源(鹿島)、遠藤航(浦和)、植田直通(鹿島)
【MF】長谷部誠(フランクフルト)、山口蛍(C大阪)、森岡亮太(アンデルレヒト)、柴崎岳(ヘタフェ)、大島僚太(川崎F)、三竿健斗(鹿島)
【FW】本田圭佑(パチューカ)、小林悠(川崎F)、大迫勇也(ケルン)、原口元気(デュッセルドルフ)、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、杉本健勇(C大阪)、久保裕也(ヘント)、中島翔哉(ポルティモネンセ)

約半年ぶりの召集となる本田と初招集の中島について、指揮官は次のように語った。
「圭佑のことはずっと追跡している。このチャンスをつかんでほしい。中島はドリブラーでこんなに俊敏で爆発的なものを持っている選手はなかなか日本にはいない。クラブで9ゴール6アシストをマークしている。このプレーを日本代表でも見せてくれればいい。ただ、守備は私が要求しているレベルにはないので、この合宿を通して様子を見ていきたい。ふたりには得点を取る、取らせるプレーを望む。中盤に下りてきて足元でもらうのではなく、相手DFの背後を狙ってほしい。」

他の前線の顔ぶれについては、以下のように語った。
「元気、宇佐美、中島は乾(貴士)の代わりに選んだ。乾のことも追跡している。このポジションの選手は点を取る、取らせることを重要視している。1年前にいい選手を呼ぶのではなく、今一番いい選手を呼ぶ。『W杯』では得点を取るために10回もチャンスはない。3回くらいのチャンスで1・2点取らなくてはいけない。同様に岡崎(慎司)ではなく、小林、杉本、大迫を選んだ。岡崎のレスターでの役割は代表でのものとは全く違う。だからこういうチョイスになった」

ベルギーで行われるマリ戦は3月23日(金)、ウクライナ戦は27日(火)にキックオフ。日本代表は今回のベルギー遠征、ガーナ代表を5月30日(水)・日産スタジアムで迎え撃つ壮行試合を経て、オーストリア合宿に旅立ち、最後の調整を行う。『W杯』の足音は日増しに大きくなってきた。