(左から)アキラ100%、船越英一郎、戸田菜穂 (C)エンタメOVO

 ドラマ「テイオーの長い休日」制作発表会見が29日、東京都内で行われ、出演者の船越英一郎、戸田菜穂、アキラ100%が登場した。

 本作は、時代の流れとともにテレビ局が2時間ドラマ制作から撤退し、仕事がなくなった“2時間ドラマの帝王”(船越)が、ある事情で業界を追われた“元敏腕マネジャー”(戸田)と共に、人生のリベンジに奔走するヒューマンコメディー。

 2時間ドラマの帝王として知られる船越は、自身をほうふつとさせる役柄を演じることについて、「ためらいしかございません。自分のパロディーをやらせていただくことは、役者として幸せですが、同時に暴挙ともいえる大冒険です。使い古された俳優を、もう一度面白がってくれる制作の皆さんから頂いたラブレターかなと思いまして、意を決して荒海に乗り出しました」と決意を語った。

 また、「2時間ドラマは世界に誇れる文化だと思うので、もっと活発に作られる時代がまたきてほしい。パロディーですが、ディスっているようなところは全くありません。2時間ドラマ愛にあふれた作品になっています」とコメント。

 「アフターコロナになって、さあこれからもう一度出直すぞ、人生立て直すぞ、という方たちの肩を優しく押すようなドラマになれたら」とアピールした。

 船越のマネジャーで、3人の子を持つシングルマザーを演じる戸田は「電気もつかなくなったような家で、子どもを3人を抱えて、1人で頑張っているお母さん役です。すごく前向きで、くじけない役なので、明るさ200パーセントで頑張っています」と撮影の様子を語った。

 「役柄と同様に、ご自身のマネジャーが戸田さんだったら?」と聞かれた船越は「最適任者だと思います。僕は戸田さんがマネジャーだったら、全部イエスで答えます」と話して笑いを誘った。

 なお、会見中にアキラ100%が戸田の夫役を演じることが発表された。

 ドラマは、6月3日から東海テレビ・フジテレビ系で放送スタート。