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オードリー・ヘプバーンが1954年に出演するも“幻の主演作”と称されてきた『マイヤーリング』の予告編が公開された。これまで数々の作品で彼女の吹き替えを務めてきた池田昌子がナレーションを担当している。

予告編

本作は、ヘプバーンが『ローマの休日』で圧倒的な人気を博した4年後の1954年に1度だけ放映された幻のテレビ映画。19世紀を舞台に、オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子と、男爵令嬢の悲恋を描く。ふたりの出会いから、雪降るウィーン郊外のマイエルリング(マイヤーリング)でのラストまで、すべてが撮り直しナシの生放送で、ヘプバーンや彼女の当時の夫だったメル・ファーラーの演技を堪能できる作品だ。

予告編のナレーションを務めた池田は、『ローマの休日』『パリの恋人』など多くの作品でヘプバーンの声を演じており、日本のファンからも絶大な信頼と人気を集めている。池田は「私はこれまでオードリーの声を担当することができてとても幸せでした。毎回収録のたびに、彼女の美しい姿を見ることができたからです。彼女は私にとって絶対的な存在です。『マイヤーリング』を観て、まるで『戦争と平和』のシーンが浮かんでくるほど、まったく変わらない美しさに溢れたオードリーに逢えて嬉しく、また懐かしくも思いました。本作には、“綺麗”や“かわいい”などの表現を超越した彼女の人柄や清潔感溢れるオーラが放たれています。オードリーのファンの方々にも素敵で美しいと思って観て頂ける作品です」とコメントしている。

『マイヤーリング』
2014年1月4日(土)TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ梅田(特別限定公開)ほか全国順次公開