Jun. K(2PM)熱演『ジャック・ザ・リッパー』 Jun. K(2PM)熱演『ジャック・ザ・リッパー』

KAAT神奈川芸術劇場にて上演中の人気韓国ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』(11月4日~11月30日)。初日公演に先駆け11月4日、同所にて公開舞台稽古が行われた。

『ジャック・ザ・リッパー』の公演情報

1888年、英ロンドンで娼婦だけを狙って発生した猟奇殺人鬼、切り裂きジャック(=ジャック・ザ・リッパー)をモチーフとしたチェコ生まれのミュージカル。韓国で2009年に初上演され、5年連続で上演されている大人気作。日本でも2012年9月に東京・青山劇場で上演され約4万人を動員した。今回が2度目の上陸となる。

この日は、主人公の外科医ダニエル役をJun. K(2PM)、殺人鬼ジャック役をキム・ボムレ、ジャックを追う捜査官アンダーソン役をキム・ジュンヒョンが務めた。ジャックにより残忍な手口で繰り返される殺人事件、それを追うアンダーソン、ジャックと関わったことにより運命を狂わせていくダニエルと彼が愛したグロリア、そしてアンダーソンのかつての恋人ポリー。それぞれの愛と苦悩が、迫力のミュージカルナンバーに乗せスピーディーに展開され、とにかくステージから目が離せない。

これまでも同作に出演してきたキム・ボムレ、キム・ジュンヒョンら実力派の安定感ある歌唱力と硬軟自在な演技は、緊張感あふれる重厚なストーリーをさらにダイナミックに魅せる。そして、今回の日本公演が本作初出演となるJun. Kは、朗らかで正義感にあふれるダニエルが、愛に苦悩し、愛する人のために狂気を帯び次第に自制心を失っていく難しい感情表現を、抜群の歌唱力で繊細かつパワフルに演じ切り新たなダニエルを確立した。Jun. Kは出演にあたり、「良い演技をお見せできるように頑張りたい。愛を追う者ダニエルを楽しみにしていてください」とコメントしている。

本公演には、神奈川県知事の黒岩祐治氏と駐横浜大韓民国総領事のイ・スジョン氏がそろって観劇に訪れた。黒岩知事は学生時代にミュージカルの経験があり、現在も自らプロテュースを手がけるほどのミュージカル通。観劇後に「これまで国内外の数多くの作品を観てきたが、韓国ミュージカルのレベルは世界最高。今日のステージには心から感動しました」と賛辞を惜しまなかった。イ領事は、「日本と韓国の長い歴史の中でも、最近の両国民の交流のレベルは最高。さらに素晴らしい交流を深められるよう、韓国の文化を積極的に紹介していきたい」と熱く語った。

ダニエル役は、Jun. Kの他、オム・ギジュン、アン・ジェウク、チ・チャンウク、ソンミン(SUPER JUNIOR)、ソン・スンヒョン(FTISLAND)がキャスティングされている。ジャック役はシン・ソンウ、キム・ボムレ、チョ・スンチャン、アンダーソン役には、イ・ゴンミョン、ミン・ヨンギ、キム・ジュンヒョン、パク・ソンファンなど豪華実力派スターが勢ぞろい。キャストの組み合わせにより少しずつ違った雰囲気で“切り裂きジャック”の世界観を堪能する事ができる。キャストの詳細・出演日程は公式サイトまで。チケット発売中。