[第37回]宮澤佐江、SNH48劇場デビュー公演の舞台裏(後編)

   総選挙の後に、人生で初めて父に抱きついたって言ったじゃないですか（第20回）。今回は、人生で２度目に父に抱きついちゃいました(*'-'*)ｴﾍﾍ

父はニコニコ笑ってました。「今まで辛かったよね。いろんなこと乗り越えて本当によく頑張ったよな」って言ってくれたんです。

あと、普段から劇場やドームコンサートへ、ひとりでも足を運んでくださる父の友人が来ていて、肩をポンっとたたかれた瞬間に、またガマンしてた涙がブワーッとこみあげてきちゃって。

ーー舞台上では、涙はガマン、ガマンでしたものね。お母様もそこにいらっしゃった？

それがですね。母は、そんな感動的なやりとりのかたわらで、まりやんぬと雑談で盛り上がってました（笑）

ーー（笑）。そうすると、今回の上海公演ではお父様がいつにも増して積極的に行動されていたようですね。

ハイ、そうなんです。パパは終始うれしそうでしたね。初め、ママが「行きたいっ！」て言うのかと思ったら、意外にもパパの方が「行きたい、行きたい!!!」って言って、上海公演が決まった時からママをリードしてました。

それまで、パパといえば「上海で何かあったらママが行ってくれ」っていう感じで、パスポートにしても、ママは「何かあったときにすぐに行けるように」って１年前から取って準備していたんですが、パパは準備してなかったんですね。

でも、上海の舞台にほぼ立てるって見通しがついた瞬間に「パスポート取りに行くっ!!」「もう絶対見に行くからっ！」ってなって。

だから、最初は仕事で来れないって言ってたママを、パパが引きずって連れて来たみたいな感じでした。いつもはママが張り切る方だったんですけど、今回に限っては逆でしたねぇ。