山崎育三郎&福井晶一、W主演する交響劇『船に乗れ!』の魅力を語る

2013.11.7 14:33配信
山崎育三郎 山崎育三郎

現在上演中のミュージカル『レ・ミゼラブル』でも共演している山崎育三郎、福井晶一のダブル主演で、この冬上演される交響劇『船に乗れ!』。10月26日、この作品のプレ・イベントが開催され、山崎、福井に加え、共演の加藤雅美、演出の菅野こうめいが作品の魅力を語った。

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作品は2010年本屋大賞ベストテンにも選ばれた藤谷治の同名小説が原作。音楽高校を舞台に、音楽にすべてを捧げる若者たちの出会いや葛藤を描く青春物語だ。主人公のチェリスト・津島サトルを演じる山崎は自身が音楽大学付属高校に通っていたこともあり「自分が過ごした青春時代に重なる部分がすごく多い。音楽学校では入学した途端、クラスメイトはある意味ライバル。やっぱり複雑な気持ちがあったり、いろいろなことが起こるんです。この役は今のミュージカル界の中で一番僕があっているんじゃないかと自分で思い込んでいます(笑)」とにっこり。山崎扮する高校時代のサトルを、福井が演じる大人になったサトルが同じ舞台上から眺め、その当時を語っていくという構造も面白いが、その福井は「僕はクラシックにほとんど縁がない人間で、最初はすごく悪戦苦闘しましたが、読むうちに僕自身の人生と重なる部分もあり僕も感情移入して、最後は心が苦しくもあり、温かいものも残りました。そういう温かさを皆さんにお届けできれば」と意気込みを語った。

作中で登場するナンバーはすべてクラシックの楽曲であり、それに日本語を乗せて歌にするという趣向も斬新だが、実際この日、劇中歌を披露した山崎と福井は揃って「大変です」と苦労を口にする。「弦楽器だと指を動かすだけでオクターブを上げられたりしますし、音の取り方も細かかったり複雑だったりします。歌うためにその音が作られているわけではないものを歌で表現するのは、大変。正直、今まで出演したミュージカルの中で一番難しい」と山崎。だが演出の菅野は「オーケストラの話なので、もともとクラシックを使おうと思っていました」と当初のコンセプトであると明かし、「『白鳥の湖』を夏の合宿で生徒たちが先生に怒られながら練習するんですが、その演奏がいかに難しいかを実際に『白鳥の湖』に乗せて歌ったりしていきます。さらに今回はクラシックのメロディに、宮川彬良さんに大胆にも新しいメロディを加えてもらっています。たとえばバッハの『無伴奏チェロ組曲』のメロディを伴奏に違うメロディを歌う、とか。クラシックファンの方にはもしかしたら怒られるかも(笑)。原作では演奏シーンの描写が本当に楽しいので、そこもちゃんとミュージカルシーンにしたい。舞台上には実際に41人のオーケストラが乗ります」と構想と見どころを語った。山崎も「今までの日本でやったことのない新たな舞台になる。今、歌稽古でいろんな楽曲を歌っていますが、これは本当に面白いと確信しました」と力強くアピール。今までにない新感覚の舞台の誕生を、楽しみに待とう。

公演は12月13日(金)から21日(土)に東京・東急シアターオーブにて。チケットは発売中。

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