俊輔不在がどう転ぶ? F・マリノス、Vへの正念場

2013.11.7 16:36配信
齋藤学(横浜F・マリノス) (c)J.LEAGUE PHOTOS 齋藤学(横浜F・マリノス) (c)J.LEAGUE PHOTOS

まさに青天の霹靂である。2004年以来となる、J1リーグ戦制覇へ首位をキープする横浜F・マリノスだが、11月1日・中村俊輔が胆のう炎で緊急入院となった。11月7日に退院したものの、10日(日)の名古屋グランパスとのJ1リーグ戦第31節は大黒柱不在の可能性が高い。

11/10(日)横浜F・マリノス対名古屋グランパス J1リーグ戦 チケット情報

今季の中村は35歳にして、キャリアハイと思わせるほどのキレキレのプレーを見せ付けている。中盤の底から前線、サイドと自由に動き回り、相手に的を絞らせない。ショートパスの交換をしていたかと思えばスルーパスやサイドチェンジをピンポイントで放つなど、相手DFを翻弄する。高精度のプレースキックも健在だ。30節・大分トリニータ戦では、J1最多直接フリーキックゴール数の新記録となる17ゴール目を決めた。しかも、記念すべきゴールは自身初のふたケタゴールとなるおまけ付きであった。横浜FMのすべての攻撃は中村を経由していると言っても過言ではない。

絶対的なエースを欠くことになれば、横浜FMのパフォーマンスに影響は必至だ。ただ、中村の代役はいなくとも、中村の穴を選手全員でカバーすることはできる。横浜FMには、5試合連続完封中の堅守がある。6試合ゴールから遠ざかっているが、マルキーニョスは前線からの激しいプレスを怠らない。スピーディなドリブルでゴール前に侵入する齋藤学もチャンスメイクを連発する。兵藤慎剛は2列目からゴールに絡み、中町公祐は中盤の底から攻撃を組み立てる。セットプレーとなれば、中澤佑二&栗原勇蔵が持ち前の高さを発揮する。もちろん、樋口靖洋監督が大黒柱不在の戦術を練っていないわけがない。

対する名古屋は、中村を警戒する労力をそのまま自分たちのサッカーに注ぎ込むことができる。勝ち点40の12位と低迷している名古屋は『ACL』出場権を獲得する3位以内もJ2降格もない無風状態だが、勝利への渇望を失ってはいない。前節・大宮アルディージャ戦では、ポジションを上げた闘莉王が2ゴールを決め、2か月ぶりの勝点3をもたらした。試合後の闘莉王のセリフがすこぶる良かった。モチベーションの維持について問われ、「自分たちのプライドのため、そしてサポーターのために男気を見せ続ける」とキッパリ。右サイドバック・田中隼磨のクロスを194cmの長身FW・ケネディが落とし、FW・玉田圭司やDF・闘莉王がシュートを放つ。相手が読み切ったとしても対応し切れないのが、名古屋のパワープレーである。

果たして、11月10日(日)・日産スタジアムでの横浜F・マリノス×名古屋グランパスはどんな結末を見るのか。リーグ戦制覇を見据える横浜FMにとっては正念場の戦いとなる。チケット発売中。

いま人気の動画

     

人気記事ランキング