会見より。成海璃子、生瀬勝久 会見より。成海璃子、生瀬勝久

森田剛主演、いのうえひでのり演出、青木豪脚本の舞台『鉈切り丸』が、10月の大阪公演を経て11月8日(金)、東京・渋谷の東急シアターオーブで幕を開けた。

舞台『鉈切り丸』チケット情報

シェイクスピアの『リチャード三世』を鎌倉時代に置き換え、天下を獲るために悪の限りを尽くす武将、鉈切り丸こと源範頼の生き様を描く作品。主演の森田をはじめ、舞台初挑戦の成海璃子、さらに秋山菜津子、渡辺いっけい 若村麻由美、生瀬勝久ら豪華競演陣が顔を揃える。

初日前日には公開稽古が行われ、森田、成海、生瀬の3人が会見に応じた。「体は疲れていても(舞台が)終わった後はすっきりしている自分がいる。すごく楽しくやれています」と大阪での手応えを話した森田。顔にあざ、背中にこぶ、さらに片足を引きずる醜い生まれのダークヒーローという役どころだが、「今は普通に立っている方がつらいぐらい。猫背でいた方が楽だったりします。ちょうどいいところを見つけられたので、このままいけそうです」と余裕のコメント。

成海は範頼に夫・木曾義仲を殺され復讐を誓う巴御前役。初舞台は「楽しいです」と話しながら「“可哀想の極み”みたいな役なので、ボロボロになろうと思って演じてます」と意気込みを話した。

森田が「暴力シーンなど、きわどいシーンも結構ありますが、それだけじゃなく、生瀬さんの楽しいシーンもたくさんあります」と笑顔で見どころを話すと、生瀬は「気を使わなくていいよ」と笑う。生瀬は源頼朝役。「全体的に暗く陰惨な話なんですけど、僕は箸休め的な存在。そんな頼朝像もあってもいいのでは」と話しながら、「剛くんが力を抜かずにやっているから、みんなも頑張れる。僕はしゃべり担当ですけど、剛くんはシャイだから舞台で動くことで、みんなを引っぱっている」と座長をベタ褒めした。

公演は11月8日(金)から30日(土)まで。

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます