「iPad Air」Cellularモデルはソフトバンクが優勢 「iPad mini Retina」もいよいよ発売!

2013.11.13 21:4配信
「iPad Air」(左)と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」

「iPad Air」の本体だけで500gを切る軽さは、10インチ前後のタブレット端末としては現時点では驚異的といえるだろう。そのオリジナルのiPadの魅力を凝縮し、待望の「Retinaディスプレイ」を搭載した「iPad mini Retinaディスプレイモデル」(以下、iPad mini Retina)もついに発売になった。Wi-Fi + Cellularモデルは11月14日に販売開始予定。サイズの異なる二つのiPadを手に取り、どちらにするか悩む人が増えそうだ。

●発売から10日、Cellularモデルは引き続きソフトバンクが優勢、シェアは約6割

通信機能を備えた「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」のWi-Fi + Cellularモデルを販売するソフトバンクモバイルとKDDI(au)は、スマートフォンとセットで利用すると、iPad側のパケット定額料が月額1050円になる新プランや下取りなど、さまざまなキャンペーンを展開している。

家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、発売日の11月1日から10日までの10日間の「iPad Air」のCellularモデルのキャリア別販売台数シェアは、ソフトバンクモバイルが58.5%で、auが41.5%という結果だった。

iPad単独でも契約できるが、両社とも、iPhoneをはじめとするスマートフォンとiPadのCellularモデルをセットで利用すると、iPad側のパケット定額料が安くなるプランを用意している。「iPad Air」と「iPad mini Retina」の料金プラン、キャンペーンの内容は共通。従来の基本使用料0円から上限額までの2段階制プラン、月7GBまで使い放題できるフラット型定額プランに加え、最大2年間、パケット定額料1050円で、月間データ容量7GBまで利用できる新プランが加わり(上限7GBは2014年5月まで、6月以降は2GBとなる予定)、料金プランの選択肢が増えた。スマートフォンとのセット利用という条件つきだが、事実上の料金値下げといっていいだろう。

これらスマートフォンとのセット割引は、スマートフォンを先に購入して、後からiPadのCellularモデルを購入しても適用されるので、必ずしも端末を同時に購入する必要はない。セットで利用するスマートフォンは、iPhoneに限らず、対象のAndroid搭載スマートフォンでもOKだ。さらに、ソフトバンクモバイルの場合、新プラン以外はSoftBank 3Gケータイとの組み合わせでも利用できる。通話しやすい従来型携帯電話とiPadのCellularモデルの「2台もち」を検討している方は覚えておこう。

また、iPad/iPad miniのWi-FiモデルやCellularモデルを所有していれば、キャリアが行っている下取りサービスを利用して、通常より安く手に入れることができるので覚えておこう。ただし、キャリアによって、下取り金額に差があり、Wi-Fiモデルの場合は最大1万600円、Cellularモデルの場合は最大9000円も、ソフトバンクモバイルのほうが下取り金額が高い(いずれも11月1~30日の下取り金額)。両社とも横並びのキャンペーンを展開している中、この下取りサービスを利用すると、一部の旧モデルを除き、結果としてソフトバンクのほうが安くなる。キャンペーンの一環として、各キャリアとも下取りに力を入れており、iPad向けの下取りに関しては、別途、改めて取り上げたい。

●Cellularモデルのメリットは場所を選ばずに単体で使えること

LTEに対応したiPad/iPad Air/iPad miniのCellularモデルは、テザリング機能を利用すればモバイルWi-Fiルータとして使うことができる。iPadは、2010年発売の初代モデルからバッテリ駆動時間が長く、なかなか充電できない旅行先や外出中でも安心だ。また、GPSを搭載しているので、Wi-Fiモデルよりも、マップやナビなど、GPSを利用したアプリ・サービスの精度が高い。この二点は、Wi-Fiモデルでは得られないメリットといえる。最大のメリットは、単体でインターネットに接続でき、別途、スマートフォンやモバイルWi-Fiルータを持ち歩くことなく、場所を選ばず、通信機能を利用したアプリを利用できること。テザリング機能のオン・オフを行う手間や時間と、毎月支払う通信料金を秤にかけて、前者の負担のほうが大きいと判断するなら、Cellularモデルをおすすめしたい。

昨年の「Nexus 7」「iPad mini」のヒット以来、タブレット端末の売れ筋は、7インチ台にシフトしているが、筆者は、画面が大きく見やすい9.7インチiPadのほうが使いやすいと感じている。これはあくまでも主観的な感想であり、これまでより軽く、コンパクトになった「iPad Air」でも、毎日持ち運んで使うには大きすぎる、重いという感想を抱く人もいるだろう。「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」は、ネットワーク関連の仕様を含めて基本的なスペックは同じなので、実機に触れてみて、しっくりくるほう、気に入ったほうを選べばいい。「iPad mini Retinaディスプレイモデル」の発売後、iPhoneと、iPadのCellularモデルをめぐるキャリア間のシェア争いはさらに激しくなりそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

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