吉沢亮(左)と桜井日奈子

 映画『ママレード・ボーイ』の完成披露試写会が21日、東京都内で行われ、出演者の桜井日奈子、吉沢亮、中山美穂、檀れい、谷原章介、筒井道隆、佐藤大樹、優希美青と廣木隆一監督が登壇した。

 1992年から95年にかけて、「りぼん」で連載された吉住渉氏の人気コミックを実写映画化。両親が互いのパートナーを交換して再婚してしまうという特殊な環境下で、突然同居することになった小石川光希(桜井)と、松浦遊(吉沢)の恋模様を描く。 

 桜井と互いに引かれ合う高校生を演じた吉沢は、「演じていて胸キュンしたシーン」を聞かれると「撮影中も撮影合間も、ずっとキュンキュンしていましたよ」とあっけらかんと告白。芝居の流れのみならず、桜井自身が醸し出す雰囲気に魅了されたそうで、「彼女の“人類じゃない感”というか精霊感…? 美しさもあり雰囲気もミステリアス。テレビで見ていた柔らかい可愛さもあり…。要は妖精みたいなんですよ」と独特の表現で、桜井を評した。

 一方で「一緒に撮影しているとノリもいいし、面白いしすごく人間的。親しみやすい女性なんです」と桜井の新たな一面も明かした吉沢。司会者から「結局どっち…?」と突っ込まれると「雰囲気は妖精。中身は人間」と結論づけて、会場の笑いを誘った。

 これには困惑気味の桜井だったが、「吉沢さんもノリがよくて、たまに私の岡山弁が出ると真似したりして、現場を和ませてくれました」と感謝のコメント。それでも「“妖精感”を自覚していたか」と聞かれると、「自覚はなかったです。服(のせい)ですかね…」と首をかしげていた。

 イベントでは、登壇者全員の「恋愛タイプ診断テスト」も実施。「告白は自分からする」「恋人とは毎日連絡を取り合いたい」など全5問に○×で答えていくもので、○が1個だけだった桜井は「ドSなタバスコタイプ」と判定された。同じくタバスコタイプと診断された廣木監督は「(彼女は)間違いないですね」とニヤリ。桜井は「(本当の自分は)ちょっと違うと思う…」と納得いかない様子ながらも、「監督とタイプが一緒なのはうれしいです」と声を弾ませていた。

 映画は4月27日から全国ロードショー。