『エージェント:ライアン』(C)2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

トム・クランシーの人気小説を映画化した“ジャック・ライアン”シリーズの“始まり”を描く『エージェント:ライアン』の特報動画が公開された。経済アナリストからCIAのエージェントにリクルートされた主人公ライアンが経験がないまま、世界規模のテロに立ち向かうドラマが描かれる。

『エージェント:ライアン』特報動画

本シリーズは、全世界で累計約1億冊を突破したクランシーの人気小説シリーズを基にしており、これまで『レッド・オクトーバーを追え!』、『パトリオット・ゲーム』、『今そこにある危機』、『トータル・フィアーズ』が製作され、アレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレックがライアンを演じてきたが、最新作では『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のクリス・パインがライアンを演じ、ライアンのフィアンセ役をキーラ・ナイトレイが、ライアンをリクルートするCIAの上官役をケヴィン・コスナーが演じ、『マイティ・ソー』『ヘンリー五世』のケネス・ブラナーが監督を務めるだけでなく、敵役も演じる。

ライアンは頭脳明晰なアナリストでキレ者だが、それだけではCIAのエージェントにはなれない。このほど公開された特報は、ライアンが「命を狙われた」と緊急連絡をおくる緊迫した場面から始まる。しかし、危険や危機はエージェントにとっては日常茶飯事。報告するようなことではなく、彼をリクルートしたロバート・フーパーは「最悪のシナリオを考えるんだ」「君はもう分析官ではない。今からエージェントだ」と言い放つ。スパイ経験のないライアンは、世界経済を牛耳るロシアの富豪で実業家ヴィクター・チェレビンの陰謀を阻止するべく、銃弾の中をかいくぐり、走行中のバンから転げ落ち、バイクで街を激走する。また、彼を導くはずのフーパーがなぜかライアンを狙撃しようとしており“新米エージェント”の初任務として過酷すぎるミッションが待っているようだ。

パインは「ジャック・ライアンは控えめで立場をわきまえた男。陰謀に巻き込まれながらも、ずば抜けた知性と強い精神力を武器に戦うところが一般的なヒーローのイメージと違っていて面白い」と分析しており、本作ではジェームズ・ボンドともイーサン・ハントともジェイソン・ボーンとも違う“新しいタイプのエージェント”の誕生が見られるようだ。

『エージェント:ライアン』
2014年2月14日(金)先行公開・15日(土)全国公開