ハウステンボス 光の王国 ハウステンボス 光の王国

12月も近づき、日本全国でイルミネーションの点灯ラッシュ。そこで、今年の傾向について、夜景観光コンベンション・ビューロー代表理事で夜景評論家の丸々もとお氏に最新イルミネーション事情を聞いた。

「昨年は東京駅等の大規模な建造物を活用した3Dプロジェクションマッピングが人気を博しました。イルミネーション業界はここ数年、LEDイルミネーションと音楽を融合した光と音のショーが人気の定番でしたが、今年は3Dプロジェクションマッピングと光と音のショーが全て融合する世界が新たに生まれています。その最も大規模な例が長崎の「ハウステンボス 光の王国」で、音楽に連動して映像と光が交錯する“TFMスーパーイルミネーションショー3D”は未知の世界感を創出しています。まさに今年最大級のサプライズです。また、ユニークな例としては「ぐんまフラワーパーク」。音楽に合わせて光輝く妖精のオブジェが天高く舞い上がり、さらにパークタワーの壁面には映像が投射されて、ひとつの物語が生み出されていくんです。こちらも見逃せません」。

さらに同氏はイルミネーション規模も進化していると語る。「“関東三大イルミネーション”と称される「江ノ島 湘南の宝石」「あしかがフラワーパーク」「東京ドイツ村」も、今年も続々と新演出が登場。演出エリアも拡大を続けています。まさに“イルミネーション戦国時代”の様相を呈していて、他施設との差別化を図るために新たな技術を披露すべくスケール感が拡大しているのです。集客も右肩上がりです」。

映像とイルミネーションが融合する新世界と、既存施設の果てなきグレードアップ。イルミネーションが冬期のビッグビジネスに昇華すると同時に、私たちの冬の楽しみも益々ヒートアップしていきそうだ。

■夜景鑑賞士検定(夜景検定)について
「夜景観光コンベンション・ビューロー」では、12月1日(日)・2日(月)に2・3級の夜景検定を実施。申込み締め切りは11月25日(月)(web)or11月16日(土)(郵便振替)。web受験形式なので、ご興味ある方は公式サイトまで。