このほどギネス世界認定(TM)を受けた女優の赤木春恵

公開中の映画『ペコロスの母に会いに行く』で主演を務めた赤木春恵が、“世界最高齢での映画初主演女優”としてギネス世界記録(TM)に認定された。

赤木は1924年生まれの人気女優。1940年に松竹ニューフェースとして入社し、同年に映画デビュー。その後も大映、東映に移籍しながら、数々の作品に出演し、日本を代表する名女優のひとりとして知られている。『ペコロス…』の撮影初日に赤木は88歳と175日だったため、この年齢がギネスに記録として認定された。

赤木は今回のギネス認定について「世界最高齢での映画初主演女優でギネスブックに乗せていただけるなんて、こんなに幸せなことはありません。でも、ちょっと照れくさいです。89歳になったからいただけるのですよね。やっぱり長生きはしてみるものです」と言い、今後も「自分の身の丈にあったお仕事で、自分に合うものがあれば、その都度熟慮して取り組んでみたいと思っています」とコメントした。

映画『ペコロス…』は、認知症の母(赤木)と息子(岩松了)の日々を描いた作品で、巨匠・森崎東が監督を務めている。赤木は作品について「ユーモラスで、せつなくホロリとするところもありますので、介護でお悩みの方にとっても、心の持ち方が少しでも変われば、と思います。ぜひ多くのかたにご覧になっていただきたいと、心からお願い申し上げます」とメッセージをおくっている。

『ペコロスの母に会いに行く』
公開中