ハイスピードで盛り上げまくり! 前半戦ラストスパート

そして人気曲『トリプル! WONDERLAND』を投下!ネギライトと歓声がフロアを満たします。間奏でダンスするNao☆さん、めちゃめちゃ可愛い…。何年経っても、いくつになっても可愛さが増していくのはNao☆さんの持つ天賦の才能だと思います。

撮影:タイコウクニヨシ


続くはダンスチューン『恋のシャナナナ』! タオルがぐるぐる回りまくって、熱狂のフロアに少しだけ涼しい風を運んでくれます。この時点で開演から30分ほど、気づけばここまでMCタイム無し! ハイスパートで突っ走ります。

前半最後の曲は、『本日がスペシャル!』。ラテンの要素をふんだんに取り入れたリズムはかなりトリッキー。思わず身体が動くのと同時に、とってもポップで耳馴染みが良いconnieさんならではの楽曲です。天才的かつ、手堅い!

ここで前半は終了。後半のセッティングに入ります。前半戦を振り返ると、楽曲の音楽性がバラエティに富んでいても、全てが間違いなくNegiccoの楽曲である、というのもすごいことですね。バラエティに富むからこそ、Negiccoの本質が見えてくるセットリストでした。

相性ピッタリ! 凄腕バンドCRCK/LCKSとの後半戦

オーラばりばり! 音楽の楽しさを教えてくれる良コラボ

さてさて、セッティングが終わり、ステージには「CRCK/LCKS」が登場。サウンドチェックからしてめちゃめちゃカッコいい! ヴォーカル・キーボードを担当する小田朋美さんの美声と、妖しい科学者のような雰囲気を醸し出すリーダー小西遼さんは遠目でもオーラが出ています。これは楽しみ!

撮影:タイコウクニヨシ

もう一度『Make Up Prelude』が鳴り響き、Negiccoが登場。1曲目は大音量のギターサウンドに乗せた『ともだちがいない!』。儚さと力強さの両立したKaedeさんの歌声が、青春真っ只中の歌詞にピッタリです。個人的にはNegicco×CRCK/LCKSの組み合わせには、伝説のバンド「東京事変」を思い出しました。

つづく『ライフ・イズ・キャンディ・トラベル』は、これまでにもホーンセクションと幾度となくコラボしてきた曲。CRCK/LCKSヴァージョンは、ピアノやギターの音がキラキラと彩って、サックスの存在感が光っています。いつもとは違う装いに、音楽の面白さを、ライブの面白さを感じます。

テンション高すぎのMCタイムから、あの名曲へなだれ込み

ここでやっとMCタイム。今回のツアーは自由度が高かったそうですが、恵比寿・LIQUIDROOMでも自由度は高め。CRCK/LCKS小田さんとNao☆さんの絡みは楽しかったですね。

上里SAのバイブスが大好きな小田ちゃん、弁当を見て「コンテンツが充実している」と表現する小田ちゃん、キャラ立ち最高です(笑)。さぁ、バイブスアゲアゲでいきましょう!

バイブス上げてはじまったのが、大名曲『ねぇ、バーディア』! ライブ中のパフォーマンスもなんだか自由度高めで、Negiccoがステージ狭しと大暴れ。そして、落ちサビで奏でられるピアノには、なんだか切なさがこみ上げてきます。わいわい楽しい楽曲という印象が、ドラマチックなラブソングに。CRCK/LCKS流のバーディア解釈も最高です!

撮影:タイコウクニヨシ

そして、こちらも人気曲『さよならMusic』へ。早めのテンポで疾走するようなバンドサウンドによって、さらにドラマチックに変身しています。うねるようなベースも気持ちイイ!

Meguさんのラップパートもかなりの高速フロウで、そこから溜めて溜めてKaedeさんパートへ。この緩急のつけ方が、まさに生演奏の醍醐味です。

撮影:タイコウクニヨシ

ハッピーに魅せるニューシングルから、アダルトでムーディーな楽曲まで

続くMCタイムも弾けておりました。Nao☆さんは「今日は2時間しか寝てない!」「モ○バーガー大使になりたい!」「ネオちゃんって呼ばれることがある!」と止まりません。一方のKaedeさんは、往年の名曲、CoCo『夢だけ見てる』を唐突に歌い出し、Meguさんが参戦するもすぐに「にゃんにゃんにゃ~ん」とネコちゃんハミング…。3人とも自由すぎなんです。いつまでも、こんなNegiccoでいてくださいね。

待ちに待って登場のスペシャルゲストは、ネギホーンズのまえっちこと前田大輔さん! Nao☆さんと絡んでひとスベリするのも安心感高いですね。全員集合で演奏するニューシングル『カリプソ娘に花束を』は、なんともハッピーな雰囲気。全ての演奏がスッと止まる中、Nao☆さんの歌声が響く一瞬は、まるで映画のワンシーンのようでした。

撮影:タイコウクニヨシ

なんともムーディーなサックスから始まるのは『土曜の夜は』。小田さんのコーラスも素敵で、早目のテンポやカラフルなアレンジのせいか、アダルトな楽曲がいつもよりも少しキュートな印象を受けます。