ウラジーミル・マラーホフ ウラジーミル・マラーホフ

来年創立50周年を迎える東京バレエ団は11月19日、2014年を記念シリーズと位置づけ豪華プログラムを発表。会見にはスターダンサー、ウラジーミル・マラーホフも出席。マラーホフが東京バレエ団アーティスティック・アドバイザーに就任したことも、あわせて発表された。

東京バレエ団 チケット情報

東京バレエ団は1964年8月に創設。古典の全幕作品から現代振付家の名作まで幅広いレパートリーを誇る人気バレエ団だ。中でも、、モーリス・ベジャール、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーら現代バレエ界を代表する振付家が同バレエ団のためにオリジナル作品を創作しており、その作品は国内外で高い評価を受けている。

記念公演シリーズは2013年12月、モーリス・ベジャール振付の『ザ・カブキ』で開幕。年明け2月にはノイマイヤーが振付したドラマティック・バレエの大作『ロミオとジュリエット』を上演。8月下旬には、創立50周年記念祝祭ガラ公演を開催。同バレエ団と最も共演回数の多い3人、シルヴィ・ギエム、マラーホフ、マニュエル・ルグリがゲスト・ダンサーとして参加する予定だ。9月には『ドン・キホーテ』全幕公演。演出・振付にあたったウラジーミル・ワシーリエフも13年ぶりに来日する予定という。さらに、11月には、50年前にモーリス・ベジャールが創作したベートーヴェンの『第九交響曲』をモーリス・ベジャール・バレエ団との共演により上演。演奏するのは世界的なマエストロ、ズービン・メータ指揮のもとイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団という豪華版だ。そして12月に『くるみ割り人形』、2015年2月に 『眠れる森の美女』、2015年3月に『ジゼル』をぞれぞれ全幕上演してシリーズを締めくくる。

「バレエの質を高めること、新しい才能を発掘すること、そして、さらに多くのお客様にバレエを見ていただけるようにすることが、私の務め」と会見で話したマラーホフ。11月から5か月間日本に滞在し、12月からの3演目を直接指導する。3演目を選んだのはバレエ団側からの打診と答えながら「何度も踊っているので、教えることはたくさんある」と意気込みを語り、「『眠れる森の美女』には私も出ようかなと思っている」と明かした。オーロラ姫を呪う妖精カラボスを踊る予定という。

『ザ・カブキ』は12月14日(土)・15日(日)、『ロミオとジュリエット』は2月6日(木)から2月9日(日)まで、 東京文化会館 大ホールにて。両公演ともチケット発売中。