箱根ホテル小涌園外観

藤田観光は、運営リゾート「箱根小涌園」で「箱根ホテル小涌園」を7月12日に開業した。1959年に開業した「箱根ホテル小涌園」は18年1月に歴史の幕を閉じたが、旧ホテルの名称を受け継いで「ユネッサンと一体的に『温泉』『自然』『食事』を体験できるホテル」をコンセプトに新しくオープンすることになった。

ファミリー層から三世代旅行まで取り込む

新しく生まれ変わった箱根ホテル小涌園では、箱根小涌園ユネッサンの水着で遊べる「ユネッサン」と男女別温浴施設「元湯 森の湯」が宿泊当日のチェックイン前からチェックアウト日まで何度でも利用が可能。セルフチェックインの導入やホテル館内での支払いは、クレジットカードや二次元バーコードを利用したキャッシュレス決済となっている。今回の開業によって、ファミリー層から三世代旅行まで幅広い旅行客を取り込んでいく。

箱根ホテル小涌園の建て替えは、14年から行っている「箱根小涌園再開発」の一環。17年に温泉露天風呂が全客室に付いた付加価値の高いサービスを提供する「箱根小涌園 天悠」を開業したほか、国有形登録文化財建造物でもある「三河屋旅館」の運営を20年に開始している。