佐藤健

俳優の佐藤健が25日、東京・渋谷のシネクイントで行われたスペシャルBOOK「6 1/2~2007-2013 佐藤健の6年半~」、『リアル~完全なる首長竜の日~』Blu-ray&DVDのPRイベントに出席した。2007年に主演を務めた「仮面ライダー電王」や「ROOKIES」の岡田優也、『るろうに剣心』の緋村剣心といった“当たり役”の等身大パネル6体が登場し、「歴史がありますね。こうして見るとストイックな役が続いているし、自分自身もイメージを変えていきたいタイプ。今後はコメディにも挑戦したい」とイメチェンに意欲を見せた。

イベントの模様

今回発売されるスペシャルBOOKには、「週刊TVガイド」で6年半にわたって掲載中の連載コラム「タケルモード」に、クリエイティブ・ディレクターの箭内道彦氏によるディレクションで新たに撮りおろしたグラビア&インタビューを収録。また、『リアル~完全なる首長竜の日~』(黒沢清監督)は“このミステリーがすごい!”大賞受賞作を映画化したSFラブストーリーで、佐藤は昏睡状態に陥った恋人の意識下に潜り込む青年を熱演した。

デビュー直後からブレイクを果たし、着実にキャリアを積み上げた俳優生活6年半について、佐藤は「走り抜けただけで、壁に当たっていない」と自己分析。「ただ走っているだけじゃダメな時期は来るはず。ぶつかった時が勝負かな」と冷静に前を見据えた。コメディの他には「特殊メイクで人間じゃない役も演じてみたい。人っぽくない役、好きなんです。何色にでも染まってやろうと思っている」とも語り、「今の色ですか? 剣心の赤茶色。燃えているけど、真っ赤じゃない」とコメント。「毎年同じなんですが、いい作品に出会って、そこで力を発揮したいと思っています」と抱負を語り、飛躍を誓っていた。

佐藤は主演作『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の公開が12月14日(土)に控える他、来年夏には『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』も待機している。

スペシャルBOOK「6 1/2~2007-2013 佐藤健の6年半」
11月29日(金)から3週にわたって3号連続発売

『リアル~完全なる首長竜の日~』
Blu-ray&DVD 12月18日(水)発売