学生も夏休みになり、家族やグループでお出かけプランを練っている人も多いのでは。でも気になるのは熱中症も心配な屋外の暑さ。そんな時はエアコンの効いた屋内イベントがおすすめ。涼しい館内で、アートの映像体験をゆっくり堪能できる話題の美術展を紹介。

「Immersive Museum OSAKA」 チケット情報

大阪・堂島リバーフォーラムで開催中の『Immersive Museum OSAKA』は、芸術作品の世界に入り込むイマーシブ(没入)体験型ミュージアム。印象派を代表する巨匠8名の名画約80点が、特別な音響に包まれながら壁面や床に大迫力の画面で映し出される。居心地のよい会場内ではクッションに寝転がったり、歩き回ったりなど自由に過ごすことができる。1回の投影は約30分だが時間制限もないので、好きなだけ滞在できるのも魅力だ。また会場内にはカフェコーナーもあり、作品にちなんだオリジナルメニューなどが楽しめる。『Immersive Museum OSAKA』は9月6日(水)まで開催。

大阪のランドマーク・梅田スカイビル27階にある「絹谷幸二 天空美術館」でも大迫力の絵の中に飛び込む3D映像体験ができる。高さ約3m、幅14mの大型ラウンドスクリーンの中に、花びらが舞い散る大阪城や目の前まで迫る龍や風神・雷神などが、音楽とともに立体映像として目の前に広がる。その没入感と躍動感は言葉では表せないほど新鮮な体験になるはず。メインの展示室では3D映像に登場する色彩豊かな絵画や立体作品が鑑賞できるほか、文化勲章受章画家・絹谷幸二の若き日のヴェネツィア留学での体験の記憶を描いた特別展『ヴェネツィア祝歌』が12月10日(日)まで開催されている。また、館内には大阪の絶景とともにオリジナルドリンクやフードが楽しめる「天空カフェ」があるので、眺望とアートの余韻を楽しむくつろぎスポットとしてもおすすめだ。

チケットぴあでは、『Immersive Museum OSAKA』と『絹谷幸二 天空美術館』の入場料がセットになったスペシャルチケット『天空美術館も見られる入場券』を、夏休み特別企画として販売中。8月31日(木)までの期間内に、各会場で利用できるお得なセット内容。この機会に涼しい館内でアートをゆっくり楽しんでみては。

取材・文・撮影(「天空美術館」を除く)/滝野利喜雄