小学生以下は入場料0円の新作映画が公開に

2013.11.27 17:21配信
『ハロー!純一』完成披露会見

石井克人監督の最新作『ハロー!純一』が、映画業界初となる小学生以下の0円興行で全国公開されることが27日に東京・世田谷ものづくり学校で行われた完成披露会見で明らかになった。成人以上の保護者同伴が必要で、同行する子どもの人数は不問。石井監督は「今の小学生たちに、映画館は楽しい場所だと知ってほしい。小さい頃から映画館に行く習慣になってくれれば」と期待を寄せた。

完成披露の模様

映画は大好きな女に借りた消しゴムを返せずにいる内気な男の子・純一の初恋と、純一を含むにぎやかな仲良し6人組の毎日を描いた青春コメディ。昨年春に千葉県成田市でロケが行われ、石井監督が主宰したワークショップの卒業生でもある川口花乃子と吉岡篤史が共同メガホンを執った。

この日の会見には3人の監督に加えて、主演の満島ひかり、共演の森下能幸と森岡龍、加部亜門くん、大嶋康太くん、椙杜翔馬くん、堀田燿平くん、西田光貴くん、佐々木りおちゃん、芽奈ちゃんが駆けつけた。

満島は大学の単位を取るためだけにやってきた、“破天荒”な教育実習生を演じ、「子どもとの共演は楽しいし、石井組は大好き。石井監督の作品に出ると、いつも巻き髪にミニスカですけど」と教師らしからぬ劇中衣装に照れ笑い。本作は石井監督による“自主映画”でもあり「厳しい環境の中で、好きなものを好きなように、好きな人に届けたいという思いの現場はやっぱり楽しい。もう商売じゃないです」と石井監督の趣旨に賛同した。

今回の“小学生以下0円興行”が実現したのは、石井監督がスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに相談を持ちかけたのがきっかけ。鈴木プロデューサーの紹介で、ティ・ジョイの執行役員である紀伊宗之氏と出会い、交渉が始まった。「最初はビジネス的にどうかなと思ったが、映画館で映画を見る行為を、いかに価値あるものにするかは共通の課題だと思った。将来を支える子どもたちに、多様性のあるコンテンツを提供すべき。カムバックサーモン方式ですね」(紀伊氏)。

最後に石井監督は「喜びをテーマに、誰もが楽しめる作品にしたつもり。スタッフも前作の『スマグラー おまえの未来を運べ』からそのままスライドし、撮影に臨んだ。さわやかな作品になったのは、ここにいる二人(川口と吉岡)のおかげ」とアピールしていた。

『ハロー!純一』
2014年2月15日(土)全国ロードショー

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