「MY NAME IS KAI Ⅲ”MEETS AGAIN”SPECIAL」11月27日東京・ビルボードライブ東京の模様 撮影:三浦麻旅子 「MY NAME IS KAI Ⅲ”MEETS AGAIN”SPECIAL」11月27日東京・ビルボードライブ東京の模様 撮影:三浦麻旅子

甲斐よしひろと押尾コータローのコラボレーション・ライブ「MY NAME IS KAI Ⅲ”MEETS AGAIN”SPECIAL」が11月27日東京・ビルボードライブ東京で開催された。

甲斐と押尾の「MEETS」は2012年2月から3月にかけて全国6公演が開催され、両者の凄みがほとばしるパフォーマンスで話題を呼んだ。その第2弾「MEETS AGAIN」は9月28日三郷市文化会館からスタートし、11月30日(土)の中野サンプラザでファイナルを迎える予定。この日行われたビルボードライブ東京でのライブは急遽決定した特別の追加公演だ。

この日の公演は18時30分開演と21時30分開演の2ステージ開催。その2ステージ目で、まずは甲斐がギター弾き語りで数曲を披露。中には甲斐バンド初期のレアなナンバーもあった。そして押尾が迎え入れられ、押尾ソロで数曲を披露。その後ふたりのコラボレーションが展開された。アマチュアの頃から熱狂的な甲斐バンド・ファンを公言する押尾のギター・プレイは秀逸だ。弦を弾く、叩く、擦る、ギターのボディを叩くなど普通のギター演奏からは想像もできないプレイで、バンド・アレンジの曲をギター1本で表現していく。

甲斐いわく「高いハードルを課さないと反応してこない」という押尾の超絶なギターが甲斐の唯一無二の味わい深いボーカルを高めていく。途中キーボードとチェロを加えた4人編成になる場面もあり、ゴージャスでレアな演奏に会場を埋めたファンからは感嘆のため息が漏れるほど。お互いの才能をリスペクトし合った演奏に釘付けとなった公演であった。11月30日(土)に行われる東京・中野サンプラザ公演にも期待が高まる。

押尾は12月31日(火)に東京・東京国際フォーラム ホールCにて「カウントダウン・スペシャルライブ2013→2014」を開催予定。そして2014年は甲斐バンド40周年。今後のふたりの活躍に目が離せない。

取材・文:浅野保志

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