舞台あいさつの様子

大人気ドラマのシリーズ完結編後篇『劇場版 SPEC ~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇』が29日、全国で封切られた。同日午前0時には東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズをはじめ、全国89劇場で“最速上映”が行われ、それに先がけ主演の戸田恵梨香、加瀬亮、有村架純、神木隆之介、福田沙紀、安田顕、真野恵里菜、岡田浩暉、竜雷太、メガホンを執る堤幸彦監督が舞台あいさつに立った。

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スペックと呼ばれる特殊能力をもった犯罪者に立ち向かう未詳事件特別対策係=通称「未詳(ミショウ)」の戦いを描いたサスペンスドラマの劇場版。『爻(コウ)ノ篇』をもってシリーズが完結し、『劇場版 SPEC~天~』に登場した“シンプルプラン”“ファティマ第三の予言”といった謎の真相が明かされる。

“未詳コンビ”として活躍する当麻紗綾&瀬文焚流を演じた戸田と加瀬は、平日深夜に駆けつけた熱心なファンに「3年かけて完結できるのは、ファンの皆さんのおかげ。自分にとっても大切な作品が愛されるのは幸せ。今は晴れやかな気持ちです」(戸田)、「とんでもない時間に来ていただき、ありがとうございます。ようやく『爻ノ篇』を観ていただけるので、安心している」(加瀬)とシリーズを支え続けたファンに感謝の意を表した。

堤監督は公開ギリギリまで仕上げに明け暮れたそうで「やっと間に合った」と安どの表情。「やれることは全部やりました。シリーズの中では一番難しいかもしれませんが、この難しさが高いレベルの快感なんです。苦労もしましたが、観たことない作品に登りつめました」とこれ以上ない手応えを示していた。完結編前篇『劇場 版SPEC ~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』(11月1日封切り)は公開27日間で、観客動員180万人、興行収入22億円を記録している。

『劇場 版SPEC ~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』
『劇場版 SPEC ~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇』
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