義理でデートしている

不思議なのが、さして盛り上がるわけでもない相手となぜ一緒に過ごす羽目になっているか、です。

そのデートの相手とはどのようなきっかけで知り合ったのかというと、最も多いのが「友人・知人の紹介」というパターン。

断り切れずに義理デートしてみたものの、実は相手のことをそんなに好きになれない……というのが本音のようです。

でも、こういう時の男性って、細かい理由までは分からなくても「オレと一緒だと不満らしい」というイヤなムードだけは、妙に敏感に察知するところがあるのです。その心の奥で「え、俺何かした!?」「自分が責められたくない」といった不安をおぼえるのかなと思われます。

ですので、女性が黙ってジッと我慢していると、ケンカする以上に最悪のデートになりかねません。

彼にも失礼ですし、結局は紹介してくれた友達にも失礼に当たるでしょう。おつきあいを断るなら早め早めが誠実です。

性格ブス子

デート中に男性が女性をイヤになってしまう理由は「話がつまらない、口が悪い」「性格が合わない」など、容姿よりも内面に関することに集中しています。

極端なことを言えば、おしゃれで可愛いけど悪口ばっかり並べる子よりも、変な服着てても心の優しい子と話しているほうがホッとしますからね。

「この子、性格悪いな……」と幻滅されるような発言をしてしまったらアウトです。人間性で嫌われると、少々外見を磨いてももうダメなんです。

会話を重ねるうち次第に明らかになってくる性格の問題は、デートの間だけとりつくろってみせても仕方ないこと。仮にその日は隠しおおせても、本性がバレる瞬間までのカウントダウンになってしまうでしょう。

日頃、友達との会話内容が芸能人の悪口や知り合いの陰口ばかりで構成されているという人は、そのゲスさを即刻悔い改めてください。この世の中、楽しいこと・嬉しいこと・人のいいところ、などなど、話題はいろいろ見つかるはずです。

抜け出す時は優しいウソが要る

繰り返しになりますが、女が我慢している気配は最悪のデートを招きかねません

ですので、時間の浪費としか感じられないのなら、適当なところで切り上げたほうがお互いのためです。ただ、面と向かって「つまらないから帰る!」と告げるのは大人げないもの。

友達が紹介してくれた相手だったら、それこそ友達の面子が丸つぶれですから、行っておいて途中で離脱する際は、要・配慮。

そういう時は優しいウソが必要です。つまらないから帰る、じゃなくて「急用ができた」「仕事が入っちゃった」「家に親せきが来てるから、早く帰らなきゃいけない」……。

正直楽しくなかったデートでも、それを彼のせいにしないためのウソをついて、スマートに抜け出すのがベストです!

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。