浅草から徳島へ。愛之助、新春早々から引っぱりだこ

2013.11.29 18:5配信
片岡愛之助 片岡愛之助

ドラマ「半沢直樹」でオネエの国税局員を演じ大ブレイクした片岡愛之助。本業の歌舞伎以外でも主演映画やCM、テレビ出演と大忙しの毎日を過ごす。いまや全国的な人気俳優となった愛之助だが、2014年も大車輪の活躍をみせてくれそうだ。

「新春浅草歌舞伎」チケット情報

年明けは東京・浅草公会堂で毎年恒例の「新春浅草歌舞伎」に同年代の市川猿之助、相手役を多く務めている若手の中村壱太郎らと出演する。愛之助は午前11時からの第一部「義賢最期」で義賢を、午後3時半からの第二部「新口村」で忠兵衛を演じる。「2本とも松嶋屋にとって縁のある狂言」と思いを語る一方、「若い方に相手役をしてもらい、バトンタッチしたい。僕らが浅草に出演するのはこれが最後(笑)」と話す。

浅草歌舞伎は1980年に中村吉右衛門、坂東玉三郎、亡くなった中村勘三郎らが第1回目を上演してから30余年。いまではすっかり若手俳優の登竜門として定着している。愛之助は5年連続9度目の参加となるが、自身の経験を振り返り「浅草で主役を務めた後で普段の芝居に出たとき、こうやれば主役の方はやりやすいのかなってわかってくる。やってなかったらなかなかわからない。大きな役を経験すればこそ生かせることがたくさんある。浅草はそういう事を経験できる大事な場所。いつまでも僕らがいたのでは次の若い人たちの出番がなくなってしまう」と後輩に繋いでいきたいという思いを明かす。

そして2月には浅草でも共演する上村吉弥、壱太郎と一緒に徳島・大塚国際美術館内のシスティーナ・ホールで行われるシスティーナ歌舞伎に出演。この公演は「和と洋のコラボレーション」と「創作による新作歌舞伎」をコンセプトにした“コラボ歌舞伎”で、来年で5回目を迎える。毎回、洋楽と歌舞伎で使う音楽との組み合わせや、フラメンコを取り入れるなど趣向を凝らした演出で観客を楽しませている。特に会場として使うホールの壁面には、ミケランジェロ作「最後の審判」やヴァチカンにあるシスティーナ礼拝堂の天井画が完全再現されており、舞台の向こうに壮大な世界が広がって見えるのは圧巻。第3回から参加している愛之助は、モーツアルトの名作オペラ「フィガロの結婚」をモチーフにした新作「満月阿波噺(まんげつあわのよばなし) Le Mariage de Figaro フィガロ」で主人公を演じる。

「毎年“コラボ”と言ってもネタが尽きるんですよ。フラメンコも踊ったし、あとは歌ぐらいだから“今回は歌っとく?”みたいなノリからはじまって」と楽しそうに笑う愛之助。過密スケジュールの中での新作は相当な負担もあるだろうと想像するが「美術館の中で芝居ができるのはありがたい」と前向きな姿勢をみせる。「美術と歌舞伎、両方楽しめるから“よし、観に行ってみようか”と一歩踏み出す方も結構多い。(固定の歌舞伎)顧客からいかに裾野を広げていくかってことがすごく大事なことだと思ってます」。

浅草歌舞伎は1月2日(木)から26日(日)まで、チケットは一部を除き発売中。システィーナ歌舞伎は2月14日(金)から16日(日)まで上演。

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