JR新宿駅東口ステーションスクエアで行われた「義体屋」イベント

人気アニメシリーズの第2弾となる『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』の初日舞台あいさつが30日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、草薙素子役の声優・坂本真綾をはじめ、スタッフ&キャストが勢ぞろい。また、本作の公開を記念し29日、30日の2日間、JR新宿駅東口ステーションスクエアには、希望者を特殊なボディペイントで“義体化”する「義体屋」も現れ、人気を博した。

イベントの模様

士郎正宗氏による原作コミック、押井守監督版、神山健治監督版に続く“第4の攻殻”『攻殻機動隊ARISE』は、全4部作で構成される。その第2弾とあたる本作では、所属していた“501機関”を離脱した草薙素子が、自立型支援車両ロジコマのAIハッキング事件に巻き込まれ、謎の武装集団に立ち向かう。

舞台あいさつには坂本をはじめ、松田健一郎(バトー役)、沢城みゆき(ロジコマ役)、黄瀬和哉氏(総監督・キャラクターデザイン)、冲方丁氏(シリーズ構成・脚本)、竹内敦志監督、製作総指揮の石川光久氏が登壇した。本作が初メガホンとなる竹内監督は「すごく背伸びした内容だが、現場のスタッフが踏ん張ってくれたおかげで、作品全体のクオリティが底上げされた」と謙虚にあいさつ。石井氏は「すごいことをする監督ほど、謙虚なもの」と話していた。

ファンにはおなじみのキャラクターが、徐々に物語に加わる点も『border:2』の見どころで、黄瀬氏は「そろそろメンバーを集めないと、話が進まないので(笑)」。冲方氏は「かわいそうなバトー、肩身の狭いイシカワなど、キャラクターたちの“若さ”を出すことが命題だった」と語った。

興行収入1億円突破のヒットを記録した前作に続き、いよいよ“本格起動”となった本シリーズに坂本は「『border:2』の素子は初めて外の世界で、人生の一歩を踏み出した。いきいきと自分のやるべきことを探している」とコメント。同日、シリーズ第3弾『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』の来年6月28日(土)公開が発表され、「私も何も聞いていないので、皆さんと一緒に楽しみにしている。また『border:3』でお会いしましょう」と期待を寄せていた。

『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』
公開中
『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』
2014年6月28日(土)公開