いつもママの言うことを聞かず駄々をこねるやんちゃな息子。そんな息子に手を焼いているママは少なくありません。

わがままで威張りん坊で落ち着きがない息子にどう接したらよいか分からず、思い通りにならない子育てに自信をなくしているママもいます。

女の子育児に比べ、男の子育児の悩みは多く、いつもイライラしてしまい笑顔を失いかけているママは少なくありません。そんなママが笑顔と自信を取り戻すためのヒントが書かれた本が「男の子 育てにくい子ほどよく伸びる」です。

今回は、おおたとしまささんの著書『男の子 育てにくい子ほどよく伸びる』を参考に、男の子ママが育児に自信を取り戻し、笑顔になれるヒントをお伝えします。

「都合のいい子」に育てようとしていませんか?

ママの言うことを聞かず駄々をこねる息子に悩むママは多いですが、ママの言うことをちゃんと聞く子どもが「いい子」でしょうか。

「片づけて」という親の声掛けに「はい!」と素直に聞く子どもは確かに「いい子」ですし、親にとっては「育てやすい子」だと言えるでしょうが、子どもはどんな時も素直に親の言うことを聞くとは限りません。時には反抗もしますし、言うことを聞かないものです。

この「言うことを聞かない子ども」が育てにくい子と思っている親は多く、思い通りにならない子育てに悩んでしまっている親は多いと言います。

つまり多くの親は、大人にとって「都合のいい子」に育てようとするからこそ悩んでしまっているのだと、おおた氏は言いますが、親にとって「都合のいい子」が「いい子」につながるとは言えないようです。

「都合のいい子」が「いい子」ではない理由

親にとって「都合のいい子」とは、いつも言うことを聞く素直な子を言うのかもしれませんが、「都合のいい子」は本当の意味の「いい子」ではありません。その理由は次の2つの事例を見ればすぐに分かります。

事例1

スーパーのお菓子売り場で「これ買って~」と言う息子に対し、親が「ダメ!」と言った時の子どものリアクションはどっちが良い?

(1) 何でダメなの?嫌だ~と言って納得しないA君
(2) やっぱりダメか・・・と素直にあきらめるB君

子どもがいれば日常的にもよくあるシーンですが、①は親にとっては困った行動です。しかし少し見方を変えれば、自分の考えをきちんと持ち、主張できる力がある子と捉えることができます。

それに比べ②は、親にとっては「都合のいい子」ですが、自分の考えもない、自己主張もできない子だと捉えることができます。

事例2

新卒の会社員がダメな企画書を上司に持って行き、上司が「これは通らないね」と言った時の新卒君のリアクションはどっちが良い?

(1) 何でダメなんだろう?と納得できないA君
(2) やっぱりダメか・・・と素直にあきらめるB君

先ほどのスーパーの子どもと似ていますが、①のように納得できず諦めないA君と、②のようにすぐに諦めてしまうB君とではどちらが良いかと言えば、多くの人が①の方だと思うでしょう。

このように、同じようなシーンでも、子どもの場合は親にとって困った子でも、それを大人に置き換えれば、たちまち「いい子」に変わってしまうのです。

少し見方を変えるだけで、息子の困った行動が「息子の長所」に見えてくることに不思議を感じますね。

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