『アメリカン・ハッスル』

デヴィッド・O・ラッセル監督の『アメリカン・ハッスル』が、NY映画批評家サークル賞に輝いた。最優秀アニメ賞には、宮崎駿の『風立ちぬ』が選ばれている。

『アメリカン・ハッスル』は、70年代のニューヨークを舞台にした犯罪コメディ。クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、ジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナーらキャストも豪華で、作品賞以外に、ローレンスが助演女優賞、ラッセル監督とエリック・シンガーが脚本賞を受賞した。

主演男優賞は、『All Is Lost』のロバート・レッドフォード。1時間40分、ほとんどせりふがないまま観客を惹きつけ続けるレッドフォードの演技は、5月のカンヌ映画祭でプレミア上映された時から大絶賛されてきている。主演女優賞は『Blue Jasmine』のケイト・ブランシェット、助演男優賞は『ダラス・バイヤーズ・クラブ』のジェレッド・レト。監督賞は、『12 Years a Slave』のスティーブ・マックイーンが受賞した。

『アメリカン・ハッスル』
2014年1月31日(金)公開

文:猿渡由紀