お菓子が食べたい子どもには、どうすればよい?

子どもが欲しがるままお菓子を与えては、栄養が偏り身体にもよくありません。また、「世の中、何でも自分の思うようになる」と思わせてもいけませんし、我慢もさせなくてはなりません。

でも、子どもの「ほしい、食べたい」という欲求を一切押さえつけるのではなく、次のようにするのはどうでしょうか。

・土曜日、日曜日はクッキーやケーキを食べてもよい
・食前ではなく食後に量を少なめに
・親が「これなら許せる」と決めた範囲内の市販のお菓子の中から、子どもに自由に選ばせる

少しだけ要求を聞いてもらったことで、我慢をすることも出来るようになります。

ゲームをやりたがる子どもには?

Ⓒあべゆみこ

周りの友達がゲームを持ち始めると、「ゲームやりたいな。買ってほしいな」と思うのは当たり前です。

ゲームを禁止されて育った結果、興味を持たない子どももいる一方、禁止されたためゲームをやり放題の友達の家に行くと入り浸ってしまい、誰とも遊ばずゲームにむさぼりついている子どももいます。

確かに際限なくやらせるとご飯も食べず、寝る間も惜しんでゲームを優先する生活、“ゲーム依存症”になってしまいます。ですから、大人の関与は必須です。

ですからゲームは、

・1日1時間のみ(2時間した場合は翌日はゲームを出来ない。これで自ら時間管理をする習慣がつきます)
・土日はOK

など、各家庭でルール決めて制限をかけてやらせましょう。

キャラクター物の服を着たい子には

子どもがテレビアニメのキャラクターがプリントされたTシャツやトレーナーを着たがっても、「趣味が悪いからダメ」と禁止され、大人のような洒落た服しか着せてもらえないケース。

確かに美的センスが磨かれるかもしれません。でも、子どもは“自分がキャラクターと一緒にいたい”のです。

ということで、このような場合は

・週末は好きなキャラクターの服を着ても良い
・小さなワンポイントならばOK
・靴だけはOK

など、全部とは言いませんが少しだけ許してあげましょう。

何事も“ほどほど”に

「何事も中庸、ほどほどに」の姿勢も必要です。どれもこれも禁止してしまうと、子どもの「~したい」という欲求と楽しみを奪ってしまうからです。

小さいうちに我慢させられたことで、お菓子やゲームに興味関心を持たないまま育ってくれる場合もありますが、逆もまたしかりなのです。

極端に禁止されてしまい、友達の家で出された大量のスナック菓子に飛びついたり、ゲームにむさぼりついたり、幼い頃に親の好みの洋服を押しつけられた反動で、思春期にとんでもなく派手なファッションをするケースもあります。

親の理想を追い求めた結果、子どもの喜びや楽しみが減ってしまったら…。そのほうが良くない影響を及ぼすこともあるので“適度なさじ加減”もありだと思うのですが…。

皆さんはどうお感じになりますか?