現在、2013年10月16日に発売されたアルバム『JUKE BOX』を引っさげ、全国5大ドームツアー「関ジャニ∞LIVE TOUR JUKE BOX」を“全力前進ジャジャジャジャーン”と疾走中の関ジャニ∞。メンバー村上と丸山は、ラジオ『レコメン』で「今回のツアーは東京ドーム初日からこれまでにない一体感」「勝ち点3点取った感覚だ」と語り、メンバーにとっても絶好調の走り出しのようだ。
 

2012年興行規模ランキング 拡大画像表示

『ライブ・エンタテイメント調査レポート』(発行:ライブ・エンタテイメント調査委員会)によると、SMAPやMr.Children・嵐などの競合をおさえ「2012年興行規模ランキング」第1位を飾ったのは彼ら、関ジャニ∞だった。(※興行規模=公演回数×各会場の最大収容人数。実際の動員数とは異なります)

ちょっと残念な熱〜いオトコの生き様を歌わせたら右に出るものがない彼らだが、「あおっぱな」を垂らし「へそ曲がり」でおちゃらけたイメージを払拭する、実績をともなった実力派アーティストへと成長した。下積み時代に培った雑草魂が、ここ数年、一気に開花したようだ。

ところで、前年の2011年には興行規模10位を記録していた関ジャニ∞が、なぜ1年の間に第1位へと躍り出たのだろうか。その躍進劇のワケにせまってみよう。
 

2012年、公演回数60回を記録……!

横山裕、渋谷すばる、村上信五、丸山隆平、安田章大、錦戸亮、大倉忠義――。

7人のメンバーの強烈な個性がぶつかりあい、レインボーカラーの世界観を爆発させる関ジャニ∞のライブパフォーマンス。そんな彼らのライブ興行規模が2012年、ポップスのアーティストランキングで1位の94.7万人を記録し、2位のSMAP(90.6万人)、3位のMr.Children(76.6万人)を上回る剛腕さを見せつけてくれた。

なにより注目すべきは、その驚くべき公演回数だ。2位のSMAPが21回、3位のMr.Childrenが20回に対して、関ジャニ∞はなんと60回……!

たとえば4位の嵐はファンクラブ会員数で関ジャニ∞を上回るものの、5大ドームツアー(各3日間)であったため公演回数は15回にとどまった(66.6万人)。 2位のSMAPは5大ドーム、とくに東京ドームの5日間公演と味の素スタジアムを2日間が興行規模につながったようだ。また3位のミスチルはツアー「MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012」を4月から年末まで定期的に敢行したこと、5大ドームにくわえ西武ドームやさいたまスーパーアリーナなどでのライブ公演が、76.6万という規模につながったとみえる。