イマドキの独身男女が考える恋愛観とは?

ひと昔前までは恋愛して当たり前、結婚して当たり前といった、いわゆる恋愛至上主義のような考え方がありましたが、もしかしたら最近はそれが徐々に崩れつつあるのかもしれません。

これらの結果を踏まえて、男女の恋愛観について筆者独自取材のもと、いくつか彼ら、彼女らの意見をピックアップしてみました。

 

●安定した収入が確保できない
「恋人を作らないのは、ぶっちゃけ収入がないから。いくら恋人とはいえ、相手と遊ぶ金がもったいないと感じます。でも、友達はいた方がいいんじゃないかな。たとえお金がなくても、友達と話していて救われることってたくさんあると思います」(25歳/男性/派遣)

経済的に恋人と遊ぶ余裕がないという彼。結婚を視野に入れるとなると、なおさら金銭的な問題は避けられないですもんね。ほかにも、お金はあっても仕事が忙しい。不規則な仕事で、なかなか恋愛をしている時間がないという意見も。

●正直、大きなお世話?
「正直、データを知らされてホッとしました(笑)俺は、恋人は欲しいけど、あまりいい相手が見つからない。相手が見つかっても性格に難があれば、結局別れちゃいますから。恋人がいない人が多いのは問題だとは思いますが、そういわれても恋愛も結婚も相手ありきのことですし、こればっかりは難しいです」(28歳/男性/公務)

同じ交際相手がいない同性が6割もいて、ホッと胸を撫で下ろしたというこちらの男性。社会的に問題がある……とは感じながら、だからといって恋愛をする・しないは個人の自由と語ります。交際相手がいないから、どうこうとは一概には言えないのかもしれませんね。

 

●恋愛の定義が昔と今じゃ違う?

「いまは自由恋愛で、昔はお見合い結婚の方が多かったのではないでしょうか。それに異性の友人と、恋人の感覚も昔といまじゃ、少し違うのかなって。

知人なら、どこまでが友達なのかわからないのと、恋人もいまはセフレやキスフレなんかが出てきたので、その影響も少しは考えられそう」(26歳/女性/販売)

「過去と今じゃ、結婚観も恋愛観も違うのでは?」と指摘する彼女。たしかに同調査で「結婚年別にみた、恋愛結婚・見合い結婚構成の推移」によれば、2005~9年の恋愛結婚率は88.0%、見合い結婚率は5.3%と、年を追うごとに恋愛結婚とお見合い結婚の割合が反比例していました。

また、友達や恋人の定義も同様です。最近はセフレなんてものも出てきているので、どこまでが友人で恋人なのかといった問題は、時代背景によって意識の違いが見られそうですね。