ここ最近、ネットを中心にいじられキャラの国といえば「ロシア」。日本だけでなく、世界中でもロシアのおもしろ画像は人気沸騰中です。独特の歴史と文化を持つロシアだからこそ、みんな興味津々なんですね。

広大な面積を誇るロシアには世界遺産が25個もあり、その中でも絶景スポットとして人気なのが「バイカル湖」です。
 

高橋秀明さん

日本ではあまり知られていない「バイカル湖」ですが、実は観光地としてもとても魅力的な湖なんです。そこで、ロシアのことをもっと知ってほしいという日ロ協会で理事をしている高橋秀明さんに、今注目の「バイカル湖」についてアレコレと聞いてきました。
 

 

そのまま飲める!世界一の透明度を誇るバイカル湖

バイカル湖はモンゴルの真上、ロシアの「イルクーツク州」と「ブリアート共和国」に挟まれるように位置しています。

形は三日月のように細長く、南北で680kmもある巨大湖です。バイカル湖の最大の特徴は、世界で最も古い「古代湖」であるだけでなく、世界で最も「透明度が高い」ことでも有名。場所によっては、湖の水をそのまま飲むこともできるそうです。スゴい!

 
冬のバイカル湖  拡大画像表示

冬には-30℃を下回り、湖面は全て凍ってしまいますが、その「透明度」のおかげで凍った湖はまるでクリスタルのような美しい氷へと変化します。

3月頃になると、表面の氷がひび割れを起こして空に向かって立ち上がってくるそうで、その光景はまさに絶景の一言! ホレボレするような美しさから別名「シベリアの真珠」とも言われている湖です。

長い冬の間は、カチカチに固まる湖の上に道路標識が立てられるためクルマで走行することも可能です。さらには氷上に線路をひいて「列車」まで通ることがあるようです。そこまで固まるということは、よっぽど寒いってことですね。

「行ってみたいけど、寒いのはちょっと苦手で…」という人もご安心を。理事の話によると、夏のバイカル湖もまたオススメだと言います。