富士通、スマート端末で外出先から自宅のファイルにアクセスする技術を開発、1タップで簡単アクセス

2013.12.12 13:1配信
遠隔ファイルアクセス技術の概要

富士通研究所は、スマート端末上でファイルを1タップで選択するだけで、どこからでも自宅のPCを自動起動して、簡単に自宅のPC上にあるファイルにアクセスできるようにする遠隔ファイルアクセス技術を開発した。

従来、外出先から自宅のPCにリモート接続するには、リモートデスクトップ接続やNASを使用する方法が存在したが、リモートデスクトップ接続の場合、目的のファイルにたどりつくまでに手間がかかり、ユーザーへの負担が大きいという欠点があった。また、NASの場合は、ネットワークストレージ内のファイルへのアクセスにしか対応しておらず、WordやExcel形式のファイルを利用するには、専用アプリのインストールが必要だった。

新たに開発した遠隔ファイルアクセス技術は、あらかじめ自宅のPCにサービスをインストールしておき、サービスがPCの状態(電源オン/スリープ)や実行(閲覧/編集)可能なアプリケーションの種類などを管理して、目的のファイルをどの端末で実行するのが適切かを判断し、処理手順を決定する。

手元の端末だけで実行できる場合は、ファイルをダウンロードして実行。また、自宅にあるいずれかの端末で実行可能なら、遠隔で実行してリモート接続を処理する。さらに、手元の端末、自宅の端末どちらでも実行できる場合には、端末の接続回線種別やファイルサイズなどの情報をもとに実行する端末を決める。

処理手順を決定したら、サービスは自宅の各端末に対して必要な手順を実行するための制御コマンドを発行し、あらかじめ各端末にインストールしたエージェントアプリケーションが、アクセス処理を自動実行する。アクセス処理の実行によって、ユーザーはスマート端末から最適な処理手順で目的のファイルを開くことができる。

必要な端末がスリープ状態の場合でも、自動的に起動する。リモート接続には、富士通研究所が開発したリモート端末の画面を高速転送する技術「RVEC(Remote Virtual Environment Computing)」を活用している。

この技術を使用することで、友人や離れた場所に住む家族に、自宅のストレージに保存しているプライベートな写真や動画を見せたり、自宅のPCで編集・保存したWordやExcelのファイルを出先で開いて閲覧・編集したりでき、外出先などから、スマート端末を用いた自宅のファイルへの快適なアクセスを実現する。

将来は、家庭内の監視カメラのセキュリティログなど、さまざまなセンサログデータを外部から確認する家庭の見守りサービスなどに応用できる。

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