「HINTON BATTLE'S AMERICAN VARIETY BANG!」 「HINTON BATTLE'S AMERICAN VARIETY BANG!」

12月12日、大阪のなんばグランド花月にて『ヒントンバトルズ アメリカン・バラエティ・バン!』(以下、『AVB!』)のプレビュー公演が幕を開けた。『AVB!』は1987年、NGKシアター(現なんばグランド花月)のこけら落とし公演として上演されたバラエティーショーで、トニー賞を3度受賞したヒントン・バトルを招聘したことで大きな話題となった。そして四半世紀を経て再び、『AVB!』の上演が決定。26年ぶりにNGKの舞台に立つヒントンは出演のみならず、演出、振付も手がけ、新たなる『AVB!』を展開する。

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そして日本人唯一のキャストに抜擢されたのが映画『座頭市』の“下駄タップ”の振付、出演で一躍、その名を知らしめたタップダンサー、HIDEBOHだ。ニューヨークでのオーディションで選ばれたパフォーマーたちとともに、キレのあるタップに加え流麗なダンスで『AVB!』を鮮やかに彩った。

第一部は「アクション!」の掛け声とともに、オープニングナンバーの「HOORAY FOR HOLLY WOOD(ハリウッド万歳)」からスタートし、冒頭からマイケル・ジャクソンやレディ・ガガのヒットソングも取り入れた歌とダンスで惹きつけた。第一部の大きな見せ場となった第4場では、『シカゴ』『ライオンキング』『ミス・サイゴン』など、ブロードウェイ・ミュージカルのヒットソングをメドレーで全16曲披露。クラシック、ジャズ、ヒップホップにタップとダンスのバリエーションも様々で、まさに“バラエティショー”らしい華やかさ。続く第5場でも、ヒントンとHIDEBOHのタップに男女ふたりによるアパッチ・ダンスなど、終始目の離せないプログラムで魅了した。

第二部では、お客さんを巻き込んでのマジックショーから幕を開け、HIP HOPダンスやHIDEBOHのソロステージ、そしてジャズやブルースの名曲を歌うヒントンのショーなどを展開。フィナーレではルイジアナのカーニバル「マーディグラ」が登場、煌びやかな衣裳をまとったダンサーたちがフロアに舞い降り、ラテン・ポップスの『ON THE FLLOR』で会場の熱気を上げた。

なお、プレビュー公演を前にしてヒントンとHIDEBOHがコメントを発表。「やっとホームに帰ってきた感じです。とても楽しみにしています」とヒントンは期待を寄せ、HIDEBOHも「ヒントンさんという伝説の大スターとこうして共演のご縁をいただけたことが感慨深いです。楽しんで公演を迎えたい」と意気込みを語った。

生バンドによる演奏、耳馴染みのある楽曲にパフォーマーたちのしなやかかつハードなダンスなど、どこをとっても楽しめる『ヒントンバトルズ アメリカン・バラエティ・バン!』は、12月14日(土)より本公演を迎える。チケット発売中。