20周年記念舞台『十七人のサムライ』の東京公演を行うTAOから水藤義徳、江良拓哉、山口泰明の3人がインタビューに答えてくれた。

TAOは今年で20周年を迎える、世界で活躍するドラム・ダンス・エンターテイメント集団。伝統と現代アートが織りなす独創的な世界観は、世界20か国、400都市で600万に迫る人々が体験。また、2012年より世界的ファッションデザイナー、コシノジュンコ氏が衣装デザインを出がけ、サウンドだけでは無くビジュアル的にもさらにパワーアップし、全世界で熱狂を巻き起こしている。

まず、今回の舞台「十七人のサムライ」について「侍たちが弱い者を助けに行く」内容だと説明。「宮本武蔵や柳生十兵衛など、日本人なら誰でも知っているような歴史上の人物が時代を超え登場する」という何とも魅力的なオリジナルストーリーが展開されるようだ。また、今回サムライというテーマを使用した点について水藤は「侍と言うのは人のために生きる、人のために生きてこその侍!という所があると思うんですが、今の日本にはそういうスピリッツが薄れているんじゃないか。そこをうまく演奏とパフォーマンスを融合させて感じていただければ」と語った。

また、同公演でもデザインを手がけるコシノジュンコ氏による衣装について江良は「着て動くだけでオーラが出るし、存在感も出るし・・・実際の公演だとどういう風に見えるんだろう?というのは僕らも楽しみです」と期待を持たせた。また、メンバーが衣装の打ち合わせの時に「この衣装は動きづらいかも」と話すとコシノは「じゃあこれはどう?」とその場でデッサンを描き変えたというエピソードを明かし「あのキャリアで僕らとの話し合いを大事にしてくれるコシノさんは凄い!僕たちも衣装に負けないような舞台を見せないと」と改めて決意を口にした。

最後は「日本人のカッコよさを感じて欲しい。日本人である事に誇りを持ってもらえるような舞台になれば」(山口)「老若男女が楽しめるショーなので、ぜひ家族で楽しんで欲しい」(江良)「和太鼓の常識を覆すようなショーをやっているので、まだTAOのショーを見ていない方はぜひ体感していただきたい」(水藤)とそれぞれ今回の舞台について熱い想いを語ってくれた。

『十七人のサムライ』の東京公演は2014年1月31日(金)、2月1日(土)に東京・オーチャードホールで開催。チケットは発売中。