神奈川県立音楽堂
2014年11月に開館60周年を迎える神奈川県立音楽堂が、平成25年度地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞することが決定した。
平成16年(2004年)に創設された地域創造大賞は、地域における創造的で文化的な表現活動のための環境づくりに特に功績のあった公立文化施設を顕彰するもの。全国に広く紹介することにより、公立文化施設のさらなる活性化を図り、美しく心豊かなふるさとづくりの推進に寄与することを目的としている。平成25年度は神奈川県立音楽堂も含めて全国で計7施設が受賞する。
今回受賞した神奈川県立音楽堂は、公立施設としては日本初の本格的音楽ホール。戦後モダニズム建築の祖である前川國男が設計し、“木のホール”として知られている。オーケストラ、室内楽、古楽、日本の伝統音楽など、多彩なジャンルで独自企画を実施するとともに、アマチュアの合唱団など市民の音楽活動の場としても定着。素晴らしい音響を誇る施設として60年にわたり愛され、戦後の音楽文化の振興に貢献した点が評価され、今回の受賞に至った。
◆神奈川県立音楽堂 開館60周年の主な記念事業
・2014年11月／開館60周年記念コンサート (音楽堂の還暦を祝うオーケストラ・コンサート)
・2014年11月／音楽堂で聴く聲明 (30人の僧侶たちによる声の音楽)
・2015年2月／音楽堂バロック・オペラ ファビオ・ビオンディ指揮・ヴィヴァルディ『メッセニアの神託』(日本初演、音楽堂単独招聘)
◆平成25年度地域創造大賞（総務大臣賞）受賞施設
・十和田市現代美術館／青森県十和田市
・いわき芸術文化交流館アリオス／福島県いわき市
・世田谷区立世田谷文学館／東京都世田谷区
・神奈川県立音楽堂／神奈川県
・みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム／岐阜県美濃加茂市
・武豊町民会館（ゆめたろうプラザ）／愛知県武豊町
・つなぎ美術館／熊本県津奈木町
