『キリングゲーム』(C)2013 PROMISED LAND PRODUCTIONS. INC. All Rights Reserved.

ロバート・デ・ニーロとジョン・トラボルタが初共演を果たしたアクション大作『キリングゲーム』が年始に公開される前にふたりのインタビュー映像が公開された。

インタビュー映像

本作の舞台は、アメリカ東北部のアパラチア山脈。かつて旧ユーゴスラビアのボスニア紛争で熾烈な戦いを繰り広げた男ベンジャミン(デ・ニーロ)は、地獄の日々を忘れるため、家族とも距離をとって人里離れた山小屋で暮している。しかし、彼の前にセルビア人の元兵士コヴァチ(トラボルタ)が現れ、過去に戦場で会ったベンジャミンに“人間狩り”を仕掛けたことから、ふたりは山中で壮絶な一騎打ちを繰り広げる。

数々の名作に出演してきたふたりが、スクリーンで容赦のない戦いを繰り広げ、肉体の痛み、そして心の奥底にしまっていた痛みを表現する本作。これまで多くの名優たちと共演してきたデ・ニーロは「僕とトラボルタという組み合わせがいい。観客の反応がどうかは誰にも予測できないけど、いい経験、楽しい時間を過ごしたよ」と余裕の表情を見せる。もちろん、撮影となれば限界まで準備し、撮影に臨むのが“デ・ニーロ流”だ。本作でも実際に多くの軍人や軍関係者にリサーチを行い、演じるベンジャミン像をつくりあげていったという。

一方のトラボルタにとってデ・ニーロとの共演は“夢”の実現だ。「ロバート・デ・ニーロは特別な存在」と言い切るトラボルタは「俳優を始めた頃、彼が目標になっていた。彼が演技の新たな基準をつくりあげた。ボクサーの役を演じるなら本物のボクサーにならなくてはならなかった。自分の人生においてそれを初めて体現したのは『サタデーナイト・フィーバー』で、“偉大な男たちに負けないでついていくなら”と自分に言い聞かせ、役にふさわしい素晴らしいダンサーになるために9か月間、毎日練習した」と振り返る。

演技に没頭し、全身で道を切り拓いてきたデ・ニーロと、彼の背中を見て研鑽を積んできたトラボルタ。劇中のふたりはそんな関係を微塵も見せず、サディスティックなまでに相手を痛めつける。終わりの見えない男たちの戦いにどんな結末が待っているのだろうか?

『キリングゲーム』
2014年1月11日(土)、新宿バルト9ほか全国ロードショー