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“神の子”ソーの新たな戦いを描く新作映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に再びソーの弟ロキが登場する。前作だけでもなく『アベンジャーズ』にも登場し、世界中に熱狂的なファンを生み出してきた人気キャラクターだ。

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『マイティ・ソー』は、神の世界で最強の戦士としてその名をはせながら、自身の横暴によって地球へと追放されてしまった神ソーが、人間と神の世界を舞台に、彼のもとに押し寄せる凶悪な敵を相手に壮大なバトルを展開する作品で、『アベンジャーズ』では弟のロキが“最強の敵”として登場。最新作でも物語の重要なカギを握る人物として登場し、大活躍を見せる。

甘いルックス、冷酷な態度、容赦のない攻撃、王座に対する圧倒的な執着心と親から愛されなかった悲しみ……様々な感情が複雑に交じり合ったロキは、マーベル映画の中でも屈指の人気キャラクターになった。演じるのは英国人俳優トム・ヒドルストン。本シリーズで一気にブレイクした。本作の製作総指揮を務めたクレイグ・カイルは「最初のオーディションで一言目のセリフを読むのを聞いた瞬間、彼こそまさしくロキだと確信したくらい、あの役に完璧なチョイスでした。これほど理想のキャスティングは、めったにありません」と言い、「1作目の時点から、すでに完全に役をつかみきって自分のものにしていたトムは、脚本について話し合う際にも『このセリフはロキらしくないから、代わりにこんなのはどうかな?』と、積極的にアイデアを出してくれました。今ではロキのことで迷ったら、真っ先にトムに聞くというくらい頼りにしていますよ。彼ほど完璧にあの役を理解している人はいませんからね」という。

製作陣から全幅の信頼を寄せられているヒドルストンは『マイティ・ソー』、『アベンジャーズ』に続く3度目のロキ役について「撮影は、いつも一年間の空きがある。ロキを演じるために戻ってくるときは、前に彼を演じてからいつも一年間が経っている。それはとても興味深いと思うんだ。僕が一年、年を取っていて、このキャラクターが次にどこへ行くのか考える時間がしばらくあるということだからね」と説明する。「重要なことは、何か新しいことを探求してみようとすることだと思う。なぜなら、同じことをまたやれば、観客にとっても、僕にとっても興味深いものにはならない。だから、このキャラクターにとって新しい何か他のものを掘り起こせるよう考えないといけないんだ」

誰よりもロキを知り尽くし、自身の成長や時間の堆積さえも役に盛り込んでいくヒドルストンが、最新作でどんな“ロキ”像を見せてくれるのか楽しみだ。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
2014年2月1日(土)公開