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シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーが本格競演を果たす来年1月10日(金)公開の映画『大脱出』の本編映像の一部がこのほど公開になった。彼らが劇中で立ち向かう難攻不落の要塞刑務所“墓場”の恐ろしさがわかる内容だ。

本編映像の一部

本作は、“脱獄のプロ”として凶悪犯罪者が収監されている刑務所を検査しているセキュリティ・コンサルタントのブレスリン(スタローン)が、何者かが仕掛けた罠にハマり、“墓場”と呼ばれる刑務所に投獄されてしまう場面から始まる。その場所は完璧なセキュリティが敷かれており、彼はこの場所が自分が積み上げてきた“脱獄を防ぐノウハウ”によって築き上げられた完璧な監獄であることに気づく。そこで、ブレスリンは敵か味方かわからない謎の男ロットマイヤー(シュワルツェネッガー)がタッグを組んで、不可能としか思えない脱獄計画に挑む。

数々の脱獄テクニックを知り尽くしたブレスリンが書いた著作から生まれた刑務所“墓場”は、囚人にとって地獄のような場所だ。このほど公開された映像でもわかる通り、独房は全面がガラス張りになっており、収監者は24時間監視される。また、床面が数メートル上空にあり、床を掘って脱獄することはできない。また個人を特定させないため、看守が全員、同じマスクをするなど、細部まで徹底した“脱獄対策”がなされている。

ちなみに本シーンはニューオーリンズにあるNASA(アメリカ航空宇宙局)のスペースシャトル組み立て棟で撮影された。建物内は高さ80メートル、1500平方メートルもある広大なエリアで、スタローンは「ロケ地はとてつもなく大きい。全米一の大きさじゃないかと思う。だからこの映画にぴったりだが、そこが皮肉なんだ。僕たちはアメリカの粋を集めたテクノロジーの中心地にいる。宇宙工学だ。それなのに、この映画ではふたりの男が非常に非テクノロジー的方法で命を賭けて戦う。そのテクノロジーと力の闘争という対比がこの映画を独創的にしている」と分析する。

逃げ場も、逃げ道も、逃げ出す可能性さえも防がれた男たちはいかにして、この監獄から抜け出すのか? スタローンとシュワルツェネッガーが見せるアッと驚く“脱獄計画”に注目だ。

『大脱出』
2014年1月10日(金)、TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー