クリスマスが終わると、一気に新年を迎える気分になりますね。新年を迎えるにあたり家に新しい年神さまをお迎えするためにやるべきことがあります。これらは家自体に新しい年がやってくることを示すことにもなります。ぜひ行ってください。幸運を呼ぶ正月の作法です。

1.正月飾り

まず正月飾りから。正月のしめ飾りは、神聖な場所とそうでない場所とを区別するものです。

しめ飾りがある場所は神聖な区域になります。しめ飾りには、しめ縄と輪飾り、玉飾りの三種類あります。しめ縄は神棚や家の門口に、一般には向かって右を太く、左を細くなるように飾ります。玉飾りや輪飾りはしめ縄を輪に結んだもので、玄関や各部屋に貼ります。

いずれも29日と31日を避けて飾りましょう。29日は「苦飾り」、31日は「一夜飾り」といい、よしとしていません。玉飾りや輪飾りを玄関のとびらにそのまま貼っておくのはよくありません。


「しめ飾りはいつまで飾っておけばいいのですか?」といった質問をよくいただきます。
お飾りは「七草の風にあてるな」といいますから、七草の前の日までにはずしておきましょう。神社などに持って行き、おたきあげをしてもらうのが丁寧なやりかたですが、ご自分で粗塩を振ってから処分する方法でもいいでしょう。

2.おせち料理

おせち料理は作ったり、食べたりしたいですね。おせち料理の香りやつくる音により、家自身が正月の訪れを認識し、新たなパワーをもたらしてくれるからです。風水では特におせち料理に関して決まりはありませんが、今年のラッキーフードである青魚や香りのよいものをいれたいですね。たとえばぶりの照り焼きやにしんの昆布巻き、ゆずを添える・・・など。今年こそ金運をあげて夢を叶えたいというなら栗きんとんや伊達巻きは必ず入れるとよく、子宝を希望しているなら数の子やたつくりを入れましょう。

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