また、“イケメンと過ごす○○の秋”と題し、サンウとファンが様々なゲームで対決。会場から選ばれたファン1名との障害物競走では、スポーツ万能で“モムチャン”代表のサンウには、懸垂(けんすい)とスキップ、さらに漫画雑誌を素手で破るという容赦ないハンデが追加され、さすがのサンウも四苦八苦。

途中までは五分五分の対決を繰り広げたが、雑誌を破ることはできず、「日本の漫画は頑丈です!」と肩をがっくり落とした。しかし、ファンとの絵画対決では、学生時代に美術を専攻していたという才能を発揮し、わずか3分という制限時間内で見事なデッサンを描き、勝利を収めた。 

その他、ファンからの質問コーナーで自ら客席に下りて直接ファンから質問を受けて答えたり、ファンクラブ用のCMを即席で撮影をしたりと、様々な楽しい企画をファンと楽しんだ。

最後には、『Missing』『Miracle』を熱唱、『Etude』では会場が総立ちとなって盛り上がった。そして、余韻冷めやらぬ客席を見渡し、「こんな風に多くの方が声援を送ってくださると本当に嬉しいです。皆さんの前に立つと、幸せで、他の世の中の誰をもうらやむ事はないと思う」と感無量の様子。

続けて、「日本に来るようになったのは10年前のこと。この10年はまったく長く感じられません。皆さんに会う度にいつも嬉しくなるんです。僕にとっては皆さんは家族です。愛しています」とファンに感謝を伝え、再会を約束した。

涙を見せるファンには「泣かないで」と眉を下げ、年長者のファンには「いつまでも元気でいてください」と目を細めて手を握る。積極的にステージを下り、ゲームを楽しみ、ファンと触れ合う、そんな気さくなサンウの姿に会場は終始笑顔の花が咲いていた。

最後の最後まで「帰らなくちゃいけないのに、なかなか足が動かない」と名残惜しそうだったクォン・サンウ。ファンにとってもサンウにとっても、タイトルに違わない“特別”な一夜になったに違いない。

 

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