お稽古は、午後の1時から9時まであるんですね。その中で、私はだいたい6時間ぐらいお稽古させていただいてます。楽しくって、時間がたつのがものすごく早いんです。

私が出ないシーンのお稽古の時も、自分のことをやらなきゃいけないのは分かってるんだけど、みなさんのお芝居をついつい見ちゃうんです。だから、私は現場で1人の時間や空間を作るのはできないタイプなんだな、っていうのが分かったんです。

なので、今日注意されたこととかは、すぐ家に帰って、家で台本を見直して、宿題をして来て、また次の日に臨む。それが自分のお芝居に対するやり方なんだなっていうのを、今回のこの舞台で勉強させてもらいました。

――今までとは違う大きな変化があったんですね。

やっぱりそれぞれやり方ってあるじゃないですか。居残りしてやるタイプだったり。昔は私も居残りしてやるタイプだったんですね。でもお芝居に対しては、結局自分のことだから居残りしてやってもなあ、っていうのもあって。

今まで、お稽古が終わった瞬間にすぐ帰ったりするのは、あんまり好きじゃなかったんです。切り替え早いって周りに思われないかなとか、スゴく嫌だったんですけど、でも今はすぐ帰って家でやりたい、って思って。

その日注意されたことが、自分の頭と身体に残ってるうちに家でしっかり入れて、次の日に臨みたいって思ってるんです。

――そうすると、お稽古に6時間、お家に帰ってからの宿題と、かなりの時間を費やしてますね。

そうです! 頭の中、もう「クザリアーナの翼」のことしかない!!! でも、気づいたら寝てるんです。もう12時前とかに寝てたりして。

――連日ハードなお稽古が続いてるのでクタクタになって寝てしまうのでは?

いや、それが、疲れたーーーって思う日が1日たりともないんです。でも自分でも気づいてないところで「ああしなきゃいけない、こうしなきゃいけない」って、頭を使ってるようで、気づいたら寝ちゃってるんです。

起きるのも、だいたいいつも9時前後で、目覚ましが鳴るかなって時に、「あ、もうこんな時間か!」って、パッと目が覚めて。毎日のサイクルが一緒なので、体調もスゴくいいし、健康的に生きてるーって感じです。

――最近では、夢にもお稽古が出てくるとか?

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