『ハンガー・ゲーム2』(C)2013 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.

全米で圧倒的なヒットを記録しているシリーズの最新作『ハンガー・ゲーム2』が本日から日本公開されている。アメリカでは興行収入が早くも3億ドルを突破しているが、瞬く間にスターの座を手にしたジェニファー・ローレンスとジョシュ・ハッチャーソンはこの状況をどう見ているのだろうか?

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『ハンガー・ゲーム』は全世界でベストセラーになっているスーザン・コリンズの小説を基にしたアクション大作。前作では富裕層が支配する独裁国家で、国民を服従させるために実施されるサバイバル・ゲーム“ハンガー・ゲーム”に身を投じることになった少女カットニス(ローレンス)が、同郷のピータ(ハッチャーソン)と戦い、共に生き残るまでが描かれたが、最新作では歴代の“ハンガー・ゲーム”勝者が集結し、過酷なサバイバル戦が展開する。

本シリーズの原作は映画化される前から熱狂的な支持を集めていた。それだけにローレンスは最初、カットニス役のオーディションを受けることをためらったという。「何かに“イエス”と言うことが、永遠に人生を完全に変えてしまうというのはとても稀なことよ。だから困難な決定だったというのではなく、私がまだとても若かったから、数日考える必要があったということよ」。そこで彼女は数日考えて、オーディションに臨み、見事にカットニス役を得た。さらに彼女は『世界にひとつのプレイブック』でオスカーを受賞。現在、ハリウッドで人気・実力ともに最高潮にある女優のひとりといえる。「本当に夢が現実になったということよ。文句を言うことは出来るけど、誰もがどんなことでも文句を言えるわ。すべての仕事にいやなことはあるものよ。でも、私はすごくラッキーで、今やっていることを出来るだけでとてもハッピーなの」。

それは共演したハッチャーソンも同様だ。「僕にとって、世界で最高の仕事なんだ。もしこの仕事をしなければ、他に何をやればいいかわからない」という彼は、本作でフィリップ・シーモア・ホフマンやジェフリー・ライトら実力派俳優たちと共演したことで、さらに刺激を受けたようだ。「彼らは素晴らしかったよ。彼らふたりだけでもね。僕は、彼らに会って、一緒に仕事をすることに間違いなくビビってたよ」。ちなみに、ホフマンは現在、撮影中のシリーズ3作目にも出演しているそうで、ローレンスは「とてもうまくいってるわ。ジュリアン・ムーアが出ているの。だから、私はジュリアン・ムーアとフィリップ・シーモア・ホフマンをただ見ているのよ。『オーマイゴッド!これはリアルなの?』って」と笑顔を見せる。

ちなみにアメリカで『ハンガー・ゲーム』は圧倒的な人気を誇っており、3作目にも注目が集まっているが、日本でも映画版2作目を機にさらにシリーズの認知・人気が拡大しそうだ。

『ハンガー・ゲーム2』
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