ディカプリオ、ウォール街の伝説の男について語る

2013.12.27 17:5配信
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオ(C)2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

レオナルド・ディカプリオが、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で、マーティン・スコセッシと5度目のコンビを組む。今年初め、なぜか日本でだけ休業宣言したと騒がれたが、本人はそれほど深い意図がなく言ったことで、「マーティとは、これからももっと映画を作っていきたい」と語る。このコンビの最高作とも言える今作にかける彼の思いを聞いた。

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本作のディカプリオは凄い。過去3度オスカーにノミネートされている彼だが、この映画では、思いきり笑わせてくれるかと思うと、究極のカリスマを見せたりして、とにかく目が離せないのだ。彼が演じるのは、80年代後半から90年代初めにかけて大成功を収めた実在のストックブローカー(株式仲買人)、ジョーダン・ベルフォート。規制が緩かった時代、盲点に目を付けて荒稼ぎをした彼が、信じられないような大金を、文字どおり湯水のように使う姿に、とにかく圧倒される。

「たしかにこの映画にはダークなコメディの要素があるね。でも、僕に言わせれば、これは現代版カリギュラだ。規制がなされていなかった時代のアメリカで、ジョーダンと仲間たちは勝手なことをやりまくる。特筆すべきは、ジョーダンの会社は、ウォール街のメジャーな会社ではなかったということ。全体から見れば、小粒な存在だったんだ。そしてジョーダンの事件の後だって、ウォール街には常に抜け穴が存在し続けた。最近も、バーナード・マドフのケースがあったばかりだよね」

ドラッグや売春婦、高級車やヨットという快楽に満ちた生活を送ったベルフォートは、最終的に金融詐欺容疑で逮捕され、刑務所に送られる。出所後の彼は、各地でセールスについてのセミナーを行うほか、自分の半生についての回顧録も書いた。それが今回、映画化されたわけだ。

「彼のセミナーを実際に聞いたことはないけれど、彼と直接話をして、彼は今、新しい人間として、新しい人生を送ろうとしているんだなという印象を受けたよ。この物語は、彼の人生の、ある一部に起こったこと。それに、当時だって、彼の何百倍もひどいことをしている人がいたんだ。彼は、自分の欲のために他人を犠牲にしたことを後悔している。だからこそ、彼は今、ポジティブなことをして人生を送ろうとしているんだと思うよ」

取材・文:猿渡由紀

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
2014年1月31日(金) 全国ロードショー

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