「“男の美学”って、何だと思う?」

そう質問したら、あなたの彼はどう答えるでしょうか?

令和の時代に“男らしさ”や“女らしさ”で区別して物事を語るなんて、“美学”を語るなんて、「時代遅れ」「古い」と考える人も多いかもしれませんね。

この質問に、世の男性たちはどんな考えを持っていて、どんな答えを述べるのでしょう?

男性たちの答えと、それによって分かること、注意したいタイプ別コミュニケーション法についてお伝えします。

“男の美学”って、そもそも何?

美学とは、「美とは何か?」という美の本質、「どのようなものが美しいのか?」という美の基準、「美は何のためにあるのか?」という美の価値について追求し、取り組む学問です。

日本では、本来の意味とは変わって、「信念」「価値観」「指針」のような意味で捉えられていることが多いです。

「美学に反する」「美学を貫く」のような言葉の使われ方からも、それが分かりますね。

つまり、“男の美学”とは、男性が持っている「男として、こうありたい」「男として、こう生きていきたい」「男とは、○○であらねばならない」という強い思いや、こだわりといえると思います。

“男の美学”はいかにして作られていくのか? というと、幼少期の環境や、親の影響はやはりとても強く作用すると思われます。

感銘を受けた漫画やアニメ、映画、憧れの人物(スポーツ選手など)などの影響もあるでしょう。

自身の成功体験から形成されたものもあるかと思います。

「“男の美学”って何だと思う?」男性たちの回答は?

SNSなどを通して、「あなたが思う“男の美学”って何だと思いますか?」という質問を男性たちに問いかけてみたところ、以下のような答えが返ってきました。

  • 後悔しないこと
  • 以前の自分なら「力」に関することを書いたかもしれないけれど、今は「優しさ」
  • 理屈も道理もかなぐり捨てて惚れたもの(異性や恋愛の話に限らず)に命をかけること
  • 痩せ我慢
  • 耐え忍ぶこと
  • 男は泣かない
  • 勝ち続けること
  • 家族を大切にしつつ自分の趣味の時間も大切にすること
  • お金を稼ぐこと
  • 来るもの拒まず去るもの追わず
  • 動じないこと
  • 成功一歩手前で手柄を譲る引き際
  • 周りを気にせず突っ走って後悔すること
  • そんなものない
  • わからない
  • 昔にあった“男らしさ”みたいな考え方をできるだけ葬り去ること

さまざまな答えが出揃いましたが、「力強さ」や「たくましさ」、「忍耐」を彷彿とさせるような回答が特に目立ちました。

一方で、「(美学なんて)持っていない」「わからない」という回答も見られました。今回は20名の男性が回答してれたのですが、内4名はこの答えでした。