『第93回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会』決勝の再現であり、『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017 18』への重要な試金石でもある。『2017-18 B1リーグ戦』第27節で千葉ジェッツ×シーホース三河がラインナップされている。

【チケット情報はこちら】

第25節に三河が2年連続で最速となる中地区優勝を決め、前節千葉がアルバルク東京に代わって東地区1位に浮上した。東地区1位と中地区1位の頂上対決は、『CS』を睨む上でも負けられない連戦となる。

1月の『天皇杯』決勝では第3Qに千葉が勝負を決めた。強度の高いディフェンスで三河にタフショットを強いるとともにリバウンドを獲得、すぐさまオフェンスへつなげた。千葉がSF小野龍猛の3連続3Pシュートなど29点を量産したのに対し、三河はわずか12点に封じられた。結局第3Qの点差が響き、89-75で千葉が『天皇杯』連覇を果たしたのだ。

PG富樫勇樹をケガで欠き、代役の西村文男は負傷明け早々、マイケル・パーカーも故障を抱えなど、ベストとは程遠い状況ながら連覇を果たした大野篤史HCは「個ではなくチームで戦うことを選手がコートで表現し、エナジーを見せてくれた。自分たちのスタイルを確立できた大会になった」と胸を張った一方、三河の鈴木貴美一HCは「素直に相手を認めて、シーズン後半に我々がもうワンランク、ツーランク上にいってリーグでチャンピオンを取れるように、この負けを無駄にしない」とリベンジを誓った。

『天皇杯』後も、両クラブは好調をキープ。千葉は富樫不在の1・2月を8勝2敗で切り抜けると、富樫の戦線復帰後はたびたび大爆発を見せた。第25節に東地区3位の川崎ブレイブサンダースを97-78で圧倒すれば、前節は東地区6位・レバンガ北海道を100点ゲームで連破した。第21節ゲーム1・サンロッカーズ渋谷戦での89-48や、第23節ゲーム2・栃木ブレックス戦での85-66など、3月に入って『CS』出場争いをするチームに対しても大勝が目立つようになったのだ。富樫が司り、ビッグマンが走るリーグ最速のトランジションオフェンスは相手ディフェンスを蹂躙する。

好調千葉の上を行くのが、三河である。三河の41勝8敗がリーグ最高勝率ならば、4175得点もリーグ最多。さらに三河はリーグ新記録となる17連勝中である。最後の敗戦は第17節ゲーム2・1月28日の新潟アルビレックスBB戦まで遡らなければならない。比江島慎、金丸晃輔、桜木ジェイアール、アイザック・バッツらリーグ屈指のタレントが織り成すオフェンスは破壊力抜群だ。

『2017-18 B1リーグ戦』第27節・千葉×三河は4月7日(土)・8日(日)・船橋アリーナでティップオフ。現時点で『CS』FINALに最も近い2チームの頂上決戦は見逃せない。チケット発売中。