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続いて、王子さんが考案したリンゴ入りの酢豚。耳にしたことがないリンゴの入った酢豚。
リンゴはどのように施されるのか、少し調理過程を覗いてみると、角切りリンゴに下味をつけて片栗粉でコーティングしていた。
まずは、コーティング後に揚げられたリンゴからいただいた。
違和感なし。うまさいっぱい。豚肉と一緒に食べるとなんとも最高のマッチング。
珍しく木下と顔を見合わせ「うまい!」と唸ってしまった。パイナップルより具として成り立っているリンゴ。フリッターのような仕上がりに近い。
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そしてもう1品、エビチャーハン(650円)。
シンプルながらしっかりと焼かれたチャーハン。エビがごろっと入ってこのお値段は良いはず。塩・醤油・スープで味つけられた王道の味ながら、口の中でグイグイ噛んでいると甘みが後から広がるレンゲがとまらない味の奥行き。
付け合せのスープがチャーハンの横にくるレベルではない高級感。腹はいっぱいで木下には腹が立っていたのに4品をすいすいいただけた。
そして、王子さんからもう少し話を伺った。
東北飯店の一番人気は白菜の煮込みとのこと。餃子然り、東北地方の郷土料理である白菜の煮込みやほかのメニューは、すべて王子さんが食べて育った母の味を再現したのだという。
つまり、修行で味を教わったのではなく、自分の舌で母の味を追いかけ再現し、店で出す。というスタイルを通してきたという。
「親の味を受け継ぎ、それを食べて喜んでくれるお客さんがいるのが一番うれしいです」と最後に話してくれた。
東北飯店さん、腹いっぱいでもいただけるほど美味しかったです。ちなみに、同店を宴会で利用したい場合は予算に応じて品数とメニューを決めてくれる、とのこと。
ごちそうさまでした。
取材を終えて
今回の2店、どちらも本格中華で庶民的な風情と価格帯で、味は申し分ないものでした。
仕事で木下とではなく、もうどこかにいるはずの将来の嫁といつか行こうと思う、そんな美味しい2店でした。
<店舗情報>
萬福門
住所/横浜市港北区樽町2-6-40 T-PLATZビル1F
電話/045-533-6080
営業時間/平日11:00~15:00、17:00~23:00 土日祝:11:00~23:00
定休日/無休
東北飯店
住所/横浜市神奈川区二ツ谷町1-2
電話/045-312-3002
営業時間/平日11:30~15:00、17:00~22:00 土・祝11:30~22:00
定休日/日曜
※本記事は2013年12月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。
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